かなり厳しい縛りの中、たくさんの人の応援に支えられて無事に終演しました。
皆様には感謝しかありません。

今度博多に戻る時は少しでも元の形に戻っている事を心から願うばかりです。
この間の最後のblogが「怒り」というタイトルだったので、ちゃんとその後をお話ししますね。

放送前にちゃんと劇場の方に思い伝えて、おひねりの話題に触れてもないのにおかしいと話しました。ちゃんとタイトルも変えていただき、内容もそれに触れるものではないという誠意をちゃんと受けております。ありがとうございます。
僕ら大衆演劇の人間は少し世間とズレてるように思われがちで常識のない人間だと疑われがちです。
もちろん俺の知ってる中でそんな人もいます。

今の時代に生きてるのなら今の常識の中で生きていくことが大切。
その中で見つける人への思いや仕事への想いが自分の中の宝物です。それを見つけられない人が人を誹謗中傷して今回のような若い命を奪う事件を招くと思っております。

なぜおひねりって言われて怒りを感じたか。
あなたも貰ってるじゃないと思う人もいるでしょう。

貰って有難いと思う気持ちは当然あります。
僕らはそれで生きてるのですから。
でもそれを貰うために舞台を頑張ってるんじゃないのです。
誰かお金くれそうな人はいないかなぁと思いながら客席を見渡して踊ったり芝居してると思われたくない。

大衆演劇=ご祝儀
ご祝儀=役者が寄ってくる
これだけ頑張ってファンとの絆がお金と思われるのは当然寂しい想いになります。
だからこそ一人一人に笑顔を
元気を、そして何より明日への活力をと毎日の舞台に何年も向き合って答えを見出してきました。

コロナでみんながストレス溜まってる中、番組宣伝のためとは言いながら結局おひねりかい!と大衆演劇に対しての認識がそうなる事はテレビに出るものの責任になるのです。

おひねりおひねりと言われてもエグいほどの税金をかけられ、お国の方々の賭け麻雀の小遣いになってると思うと腹も立ちますが
それでも今は仕事ができる舞台に立てるだけでも幸せなんです。
TV関係者の方々がこのblogを見てるとは思いませんが、大衆演劇=お金という考えを変えてから取材に来てもらえると嬉しいです。
お金が無くても毎日頑張ってる、若い人達をどうか綺麗な目で見てあげてください。

40年近くやってる僕よりも、若い人への未来を支える報道をしてもらえれば嬉しいです。
それでまた大衆演劇に新たな息吹が芽生えますように。