皆さんは、嫌なことがあった時どうしますか?
ごく普通に考えるのは「忘れよう」という事じゃないですか?
遊んで体を動かして、お酒を飲んで誰かに愚痴ったり、そのことに触れないように頑張る。
サウナで整うようにする。
などですか?
勿論何かに没頭していれば一時的には忘れるかもしれません。
でも、案外、似たようなことが起きてしまうと突然にフラッシュバックしたりして、その時の辛い気持ちに引き戻されたりしてしまうものなんですよね~。(ため息)
出来事があまり大きくないのなら、思い出すことも少ないかもしれませんが、大きい心の傷になるとそうはいきません。
突然に何かの引き金により、物事があった、その空間に自分がいるような感じがして、その時のいやな感情を強く味わいます。
楽しいこと、幸せなことなら何万回思い出してもいいのですが、そうじゃないこともよくあります。
もし、あたしのように、人間関係の中で大きな傷を負ってしまったり、とても恥ずかしい経験をしたり、命の危険を感じるようなことになったり。
というようなとても嫌な経験をしたときには、その場では何とか通り過ぎても後々その傷に振り回されたり、その場面がフラッシュバックして呼吸が早くなったり苦しんだりすることがあります。
また、逆に不本意に誰かをそのように傷つけてしまい、自分をとても責めてしまう人もいて、何かが起きるという事は様々な感情がその関係者に働くものです。
でも、対人ですから、その誰かとの間で話し合いがもたれるとか、解決がなされれば別ですが、かなりの割合でそのようなことができずに終わってしまい、自分の心の傷となってしまう事もかなりあるのですよね。
一昔前のあたしは、感情を出せないし気持ちがすごく小さい奴だったので(いまでも)、何かに傷つくと長い間そのことが言えないので、かさぶたの上にかさぶたが重なるようなことが多かったのです。
忘れようにも、忘れられませんでした。
何かを記憶しようとするときには、感情が伴うと良く記憶ができます。
その逆パターンとして忘れられないのです。
それも悪感情なんですからたまりません。
いつでも、怒っていたり、悲しんだり苦しかったりの感情が心の底でアイドリングしていましたから、その上に何かが起きた時には、些細なことでも過剰に反応してしまいました。
例えば、あたしはお仕事をしているときに、電話の相手の方が何か苦情を言ったとします。
今考えると本当に些細なことだったので、今なら「ああ、そう思ったんだ。」と引き取りますが、そのころは違っていました。
「いちいち、そんな些細なことで苦情言ってくんじゃねーよ」って、小声でぶつぶつ言って騒いでいました。
小声だったのは、多少の理性があって、仕事中でしたから、大声ではまずいと思ったからです。(笑)
今考えると恥ずかしいくらいでした。
生きていれば起きる様々な出来事に、過剰反応していたことがわかるのです。
【マインドフルネスタッピング(R)】のスペシャリストになってからというもの、思いつくことはすぐに自己セッションして悪感情を手放してきました
その結果として、ほとんどのことにあまり腹が立たなくなりました。
すべては消滅しませんが。(だって人間だものbyあいだみつお)
それは、あたしも人間ですから、めちゃくちゃなことを言われれば、ふつ~に怒りもわんさか出ますよ~。
でも、今は、怒りの沸騰点がかなり高温になったという事なんです。
あまり腹が立たなくなったんです。
普段は、やさしいお穏やか~な人なのに、何かがあると、異常に怒ったり相手の非難を始める方がいます。
多分、自分の感情を抑えて、大人の行動をとろうとして頑張っているのでしょうが、その怒りの感情を出して良いと思われるところでは、想像以上の爆発をしてしまうのでしょう。
あたしは、誰かを観察するときには、「何かがあった時」をよく見てしまうのです。
何かが起きると、その人の人間力がよく見えますからね。
いい人すぎて我慢してきた「良い人」の多くは、かなりの怒りを抱えていて、何か起きるとそれにかこつけて怒りを発散しようとします。
もしあたしがその方と付き合うにしても、それを心得ていないと、何かの折にあたしがその怒りを受けるようになるので避けたいのです。
勿論、その人本人が悪い人間とかいうわけではないのですが、突然にとばっちりのように言われたり、その方が怒りを発散させる発言をしているところに出くわすのはあまりいい気持ではありませんから嫌なんです。
本当はそんな人こそ、【マインドフルネスタッピング(R)】で怒りを手放してほしいのです。
のちのち、その感情で自分が振り回されないようにして欲しいからです。
感情って、強いものほど忘れられません。
怒りでもうれしさでも。
悪い感情を手放しておけば、過剰反応も避けられます。
この頃のあたしは、電話ですぐに怒る人がいると、何か怒りを持っているのだなと考えてしまいます。
何がそんなに怒る原因なのか知りたくなってしまいます。
でも、【マインドフルネスタッピング(R)】のセッションなら仕方ありませんが、全然関係ないお仕事の時に「何か怒りを持っていますか?」とは尋ねられません。残念
あたしは好奇心が服を着ているような人間ですから、ついなぜそうなのかと思ってしまうからです。
心に、何の怒りもない人は少ないです。
勿論、感情が十分に成熟した方ですと、上手に誰かに話すことでその感情を開放したり、受け流したりして上手に「感情生活」を送っているようです。
あたしは、それがまだできないようですから、どんどん嫌な感情は【マインドフルネスタッピング(R)】で外していきます。
怒りがないと、頭の中も静かです。
以前は、誰かへの怒りが渦巻いていましたから。
頭が静かだと、意識を切って無意識や直感の領域に入りやすいので、ますます幸せになる行動が増えていいことが起きてきます。
悪い感情を感じるのも大事な人生ですが、十分に味わったら残したくない悪い感情は手放していきませんか?
【マインドフルネスタッピング(R)】で。
参考:【マインドフルネスタッピング(R)】一般社団法人イーモアマインドクリエーション協会