色々なトランジションの季節です。
様々な競技のアスリートとの話で、ちょうどトランジションの話をします。
ソチが終わって、次の自分をどう作っていこうか、と考える人。
サッカーのワールドカップ日本代表メンバーが決定し、そのことによって、次の自分の方向性を考えねばならない人。
選手は誰でもいつか必ず競技を引退します。
引退の仕方は人それぞれ。当然、引退理由も人それぞれですね。
こういった人生の節目のことを、キャリアトランジションといいます。
1990年代に、アメリカの大学院で、キャリアトランジションについて学んだ時は、とても新鮮でした。自分自身が引退後のトランジションモラトリアム期間中でもあったので。
非常に参考になりました。
6月中旬には、イギリスで行われる、各国NOCのキャリアプログラム開発メンバーとの情報交換をする国際フォーラムに出席してきます。
日本のオリンピック選手やプロアスリートのセカンドキャリアプログラム事情、日本のキャリアトランジションプログラム事情をプレゼンしてきます。
トランジション時の選手とのメンタルトレーニングで、大事なことは、とてもシンプル。
本当の自分の声に気づくこと。
本当は何考えてんだっけ。
本当はどうしたいんだっけ。
こうあるべき、こうならなければ、、、で自分を作ってきた一流のアスリートだからこそ、
それが、本当の、揺るぎないその人の魅力であり、強みだったからこそ、
まずは、自分自身にすら出すのを忘れていた、
「本当は、○○なんだけど」をまず表面化する。
でも、表面化することで、自分が弱まるのはよくないので。笑。
そこは慎重に、「出す」。
出せば、客観視できる。
出せば、問題が明確化する。
出せば、必要な行動が見えてくる。
そして、出せば、、、何を隠さねばならないかも、、、見える。
(京の朝一番)