日本では、華があると大臣になれるのだそうです。
その言い方は、とても小渕さんに失礼なのではないか、と思いました。
なぜ女性が台頭してくると、その方の容姿が、台頭原因かのようにコメントする「おっさん」がいるのでしょうか。
小渕さんが大臣になられた理由を、まるで容姿だけのようにいう方々の意味がわかりません。
男性が世にでてくると、その原因を、「あの人は、華があるから」「あの人はかっこいいから」というでしょうか。
容姿は、自分でコントロールできないものです。
自分の怠惰で変わるものでもなく、自分の努力で変わるものでもありません。
顔つきや、表情という意味でなく、その人の「顔」や「スタイル」そのものの骨格は、その人の人間の価値を高めるものでも低めるものでもありません。
そして、その容姿という、自分の努力や実績で培ったものではない「こと」に対しての賛辞は、まったくその人の「人間としての質」の賛辞ではなく。本来、嬉しくなるべきものでもないでしょう。
なぜか女性が世に出てくると。
あーあの人はキレイだからねー
とか。
あーあの人は男性に支持されているからねー
とか。
あのー。
女性は男性に支持をしてもらえば、何も努力しなくても、何も実績を持たなくても、社会的な成功を得られるのですか?
国際会議で、そして会議の後の飲みの場所で。
もっとも「ちやほや」される女性は、容姿でもスタイルのよさでもありません。
知性と品と、ユーモアのセンスの持ち主です。
(まー。それに加えて美女であれば、そりゃーベターなのは事実でしょうか、、、)
ただ。
日本の「おじさま」方のコメントでひっくり返りそうになることはあります。
「おじさま方、あなたは、社会で成功するために、容姿や足の長さを気にしたのですか?」と。
ま。
女性で素晴らしくご活躍されていらっしゃる方々に対して、
「ああ、でもあの人は、ブスだから、よくないよね」
というコメントも聞きます。
つくづく。
女性って難しいんだーと感じます。
ま。でも。それって、たんなる自分の嫉妬なだけかなあ。
自分は、容姿とかスタイルで得したことがないから、うらやましいだけかなあ。
それにしても。
少なくとも自分の娘には。
ちょっとばかしハーフだからって。
ちょっとばかし可愛いといわれるからって。
死んでも、そんなことを自信になんかするなと。
そんなもん、パパが美男子だった(過去に)からなだけで、あんたの努力でもなんでもないと。
自分の失敗や成功の数々の経験から得られる実力。その事実からしか、自信など作ってはいけないと。
せめて、その当たり前のことに、ぐらつかない強さを。
娘には、一緒に考えていけたらな、と思いました。
まったく。
以上、非論理的なイライラ状態の京でした。