忘れていた現場の波瀾万丈 | 田中ウルヴェ京オフィシャルブログPowered by Ameba

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現場のコーチというのは、大変なのでした。

私なんて、今、大したことをしているのではありません。


しかし。今。

怒濤のように、色々な年齢、レベルの選手たちを指導し、そのコーチたちに、スポーツ心理から生理学から、栄養学から、タイムマネジメントから、総じてコーチングを指導しています。


うわー。

大変だ。


朝7時から夜は深夜まで、こーんなにガンガンにテンションをあげて、指導し続けるのは、久しぶりです。


競技の指導って、そういえば、こんなに異常でしたっけ。


通常のキャリアとは、テンションが違います、、、。


今日は、いろーんなことがありまして。


11歳の選手が、シンクロをやめたいと泣き。

他の11歳の選手には、「あなたにはできる、だまされたと思ってやってみなさい」と練習で説き伏せ。

14歳の選手には、「もっと自分の殻から出なさい。自分の限界を作るんじゃない」と説得し、何度もソロを泳がせ。

17歳の選手には、「何かあるなら気持ちを吐き出しなさい」と話し。


他にもずいぶん沢山あって。


そして、その選手のお母様方や、コーチとの色々なやりとりがあり。


うわーーーーー。


まいった。

あまりにも、いつもの仕事で使わなければいけないテンションと違うテンションで、自分を維持しなければならず。

そして、かなりのリーダーシップで、引っ張っていかなければならず。

そして、かなり多くの意見に対して、しっかりと科学的根拠をもって、一つ一つの練習内容を説明しなければならず。


久しぶりに、異常なチャレンジで、疲れています。


幸い、その昔、アメリカでコーチをしていた時よりも、やはり年数ってすごいですね。

英語での指導にまったく違和感がなくなっている自分には驚きました。

そんなに英語を毎日使っているわけではないのに、やはり、年齢なんでしょうか。

40歳にもなると、やたら堂々と適当なことをしゃべり続けるようになれるわけで。


恐ろしいことです。

それにしても。


あー。

選手の時って、本当にすごかったなー。

そして、指導者の時って、本当に、すっごい体力だったなー。

どんな仕事も、これだけ体力使わないからなあ、、、。


プールで叫び続けて、テンション上げ続けて、嫌がる選手にモチベーションを上げ続けて、選手のイメージしている限界以上の域に、引っ張り上げていく労力って、相当だったことを、、、。


思い知らされました。


すっっごい体力です。

なんだか、帰国する前に、ぶっ倒れそうです。


でも。

なんか、、、。

ちょーーーーーーーーーー下手な選手とか、

ちょーーーーーーーーやる気のない選手とか、

ちょーーーーーーーーーーーーーーだらけている選手とかが、

自分の言葉で、どんどん変わっていく姿を、まさに目の当たりにすると、、、。


ちょっと。


ワクワクしてしまうアホな自分に気づいています。


今日は、11歳の女の子が、私が教える初めての技に対して、目をキラキラ光らせて、必死に挑戦をして。

やっとできた時。

最高の笑顔で、私にむかって、嬉しそうに微笑んで。

ちょーーーーーっと。嬉しかったっす。