おやすみ
マメ
23日に愛猫のマメが
亡くなりました。


18年間一緒に過ごした
時間が夢のように
私の前から
また消えました。

一人っ子の息子が
小2のころ
シングルの
わたしが
フルタイムで
働くことになり
息子が
さびしくないようにと
妹の発案で

きょうだい猫を
迎え入れることにした

白猫のソラと
ハチワレのマメを
知人からもらい受けて
家族になったマメ
ソラは
アルビノで
片目が水色で
よく見えなくて
猫仲間からも
いじめられたりして
短命で
5年くらいしか
一緒に過ごせませんでした

マメは
息子の弟分だったのに
いつの間にか
おじいちゃん猫に
なっていた
18年間も
長生きしてくれてありがとね

息子は
もぅ社会人になり
結婚していまは
都会から
年に3回帰省して
マメを可愛がって
お嫁ちゃんも猫好きで

うちの母親も
妹たちも
姪っ子たちにも
みんなに
愛されたマメでした。

マメは
わたしたち家族を
癒やして
寄り添って
見守ってくれた。

高齢の母親が入院すると
母の部屋で
留守を、守るように
過ごして
母が退院すると
またそこで過ごして
病の不安と辛さで
眠れない夜も
マメが一緒にいてくれた

母の49日も
100カ日も
ちゃんと
見送ってくれて
その後すぐに
ご飯が食べれなくなって
急激に衰えた
そして最期は
静かに眠るように
逝った。



20日の私の
誕生日の前日
とても嫌なことがあって
私がベッドで
声を殺して
一人で泣いていたら
マメがベッドに上がってきて
一緒にそばにいてくれた
びっくりした…
マメはその頃すでに
寝たきりで
水だけでなんとか
過ごしていたから
ベッドに上がる力も
歩く力もなかったはずなのに
私の寂しさを感じ取り
いつものように
私の顔を覗き込んできた。
ありがとねマメ(ΦωΦ)
この辛さから
逃げてはだめなんだよね…

まめは
それから3日間
ベランダに出て
ずっと横たわっていた
たまらずタオルでくるんで
抱きかかえて
家の中に連れてきて
ただ泣くことしかできず
でも、死期を知っている
マメは
離れたがって
またベランダに
よろよろと向かう
夜中も
明け方も…
離れて見るだけしかできない
また抱えると
静かに眠り
またゆっくり外に出ていく
マメのなきごえは
どんどんかすれていく
ベランダで風のほうをむいて
よろよろと倒れ込み
そんなことが続いて
3日目の
早朝にマメの呼吸をみていたら
もぅ頑張らなくていいよと
泣けた。

妹に今日もたないかもと
ラインして
せめて妹が戻るまで
生きていてねと祈る。
わたしもどうしても
抜けられない仕事で
昼からマメを残して
夜まで帰れず。
そのあと
妹がマメがんばっているよと
ラインがあって
一番かわいがってくれた
妹に会えて良かった。
安心して、もぅ今夜だ
と淋しいけど
確信して
仕事が終わる
夜の9時半を待ちかねて、
10時頃につくと
マメは妹に抱かれて
ちゃんと寝ていた
がんばってくれていた
なみだがとまらない。
私がマメ、と
名前を呼ぶと
顎で呼吸して
つらそうだったのに
ぱっと顔を上げて
すくっと頭を
起こして
私の顔を見上げ
いつものハンサムな顔で
私を見つめて
迎えてくれた。
それから
10分もしないうちに
呼吸が静かに止まった。

23日の夜10時10分に
マメの体はとまった。