私は読書家か?と問われれば、違うと答える。
そんなに本をたくさん読む人ではない。
ただ、今はなりゆきで学生をしているので、本を読む機会が増えた。
難しい本は疲れる。

そんなせいもあったのかもしれない。
先日近所の図書館で、ふっと目に入った「大家さんと僕」借りてあっという間に読んだ。
心がほんわかするようなそんな本だった。
 
私は昭和の時代、ホントに安いアパートに住んでいた。
家賃も振り込みではなくて、下に住んでいる大家さんに手渡し。
この本のように大家さんと親しくはなかったけれど、この本を読んで
古き良き昭和の時代のアパート生活を思い出した。スタート時は、電気製品は冷蔵庫と洗濯機とドライヤーだけ。
エアコンもないし、湯沸かし器もなくて、電話もなくて、お風呂もない、
今だったらボンビーガールのテレビに出られそうな20歳だった。

最近の私はドラマもめったに見ない。若い頃は、トレンディドラマ大好きだったけど。
今は朝ドラくらい。そういえば、VIVANTは見たんだった。そのくらい。
でも、今年になって初めて大河ドラマを見た。朝ドラ受けだけを見るあさイチによく大河ドラマに出てる人が出てくるから?

そんなこともあったかもしれない。

 

矢部さんが大河ドラマに出ている。
大家さんが生きていて、矢部さんが「大河ドラマに出るんですよ。」って
言ったら、なんて言うだろう。きっと喜んで毎週見ますよ。っておっしゃるんじゃないだろうか。
そんなこともふっと思った。心が温かくなるそんな本だった。