吉本興業のことで
かれこれ2ヶ月以上も報道が続いていますね。

周りの人もそろそろ飽きてきた、
なんていう人もチラホラ。

そんな中で、
友人の弁護士と話をしていて
気づいたことがあります。

それは吉本興業とタレントさんの
ギャラの分配が9:1の人が多いという
内部からの不満が噴出しているという件。
(真偽の程はさておき)


これ、実は一般の企業で考えたら
割と当たり前だったりします。

例えば、私が人材紹介会社にいた時のこと、
月間のMVPを獲得したことがあったのですが
その月の売上げた数字は2000万円前後でした。
(その後もだいたい1000万円は下らなかったかと)
でも、給料は月額30万円くらいでしたよ。
つまり、だいたい毎月の取り分が

会社:個人 = 100:3

数字を上げた時は

1000:1  くらいになっていました。

あの時、仮に9:1でもらえていたら
月に100〜200万円もらえていたことになります。
(23歳の頃)

9:1がブラックなら、10倍以上ブラックですよね笑



でも、それは自分が営業という仕事に
特化して仕事をさせてもらっていたからであって

・会社の家賃
・お客様を集める広告宣伝
・経理などの事務スタッフさんの人件費
・新しい人材を採用する費用
・顧問弁護士や会計士への支払い

など、会社として色々なお金がかかるわけです。
そういう方々のためにも最前線で「営業」は
頑張るのです。自分のためだけではなく
愛する組織のために、お世話になっている
スタッフさんたちのために。

このことは弁護士事務所でも同じ。
億単位の報酬を事務所が受けても自分の
ところにはそんなに来ません。
サービス業やコンサルティング業など
であれば同じです。
(製造業系はまたちょっと違うけど考え方は同じ)


仮にその現状に満足ができないのならば
会社を辞めて別の働き口を探すべきです。
(または団体交渉をしてみるとか)

実際に私もそうして会社は変えました。

さらに、
自分の身一つ、腕一本でやっていける
自信(過信?)ができて起業もしました。


まあ、吉本興業さんの場合は他にも色々と
ツッコミどころがあったということで
騒がれているわけですが、十把一絡げに
「吉本が悪い!」
というのも違う気がしています。

それにそもそも何がこの問題の発端だったのか?
反社会社的勢力からの金銭授受があり、
それを隠蔽しようとしたところですよね。
ウソはダメ!ですよね。
それはそれで冷静に整理して考えたいですね。



一刻も早く純粋に笑える日々に戻りたいですね。
そんなことを思った今日この頃でした。