今日は成人式ですよね。
新成人の皆様のご成人を心よりお慶び申し上げます。
私はちょうどミレニアムに成人式を迎えました。
ということは、今年の新成人の皆様が生まれた年に
成人式をしていたということになりますね。
隔世の感があります。
成人年齢が何歳にすべきかという議論は、
衆議院議員時代にもよくされていました。
世界では15~21歳くらいで殆どの国が成人年齢を
定めていて、18歳を成人年齢と定める国が圧倒的に多く
日本のように20歳を成人年齢とする国は5つくらいしか
存在しません。
※海外が18歳だからといって日本もそうしよう、という考え方は嫌いなんですけど。
ただ、実際に日本では20歳になってからようやく認められる
「成人としての権利」は、飲酒、喫煙、ギャンブル、ローン、くらいで
後の権利は殆ど18歳までに認められているのです。
例えば、選挙権もそうですよね。もう18歳で投票に行けますよね。
自動車の運転免許も、船舶も、航空も、権利として与えられています。
成人年齢を20歳→18歳にするということは、つまり、
酒、たばこ、賭け事、ローンを18歳からできるようにさせようよ、
ということなのではないかという風に私は感じてしまいます。
結局、今どういう議論になっているかはわかりませんが、
私は一点、「ギャンブル」×「ローン」の負の連鎖が広がらないかを
懸念します。
「今時の若いもんは」などと年寄り臭いことは言うつもりは
ありませんが、やはりまだ社会も知らない人たちや、
はたまた日本の大学生が様々な分別がつくかというと
必ずしも十分ではないと思います。
海外の学生は学費を親が払うのではなく
自分で稼いでいる人が多いときいていますが
そこまで自立してこそ、一人前なわけであって
「自立」という観点ではやや頼りなく思うのは
もはや私がおっさんになったということでしょうかね。
ということで、新成人の皆さんは様々な権利と同時に
多くの可能性を手に入れることになります。
一つでも多くの経験をして人間の幅を広げ、
社会に貢献する大人になってもらいたいと切に願います。
あの頃の自分に会えたらなんていうかを考えました。
「可能性は無限。自分に制限をかけずに突っ走れ!」
かな。
※私の性格にマッチするのはこういう言葉。躊躇して
チャレンジしなかったいくつかのことを私は後悔していたりします。
ご成人、誠におめでとうございます。
(息子の成人式を迎える時にはどんな気持ちになるんだろうか・・)