「なんで政治家になったの?」
「政治家って何が楽しいの?」

とよく聞かれます。

窮屈だし、何かされれば叩かれるし、忙しいし、よくわからないお祭りにいかなきゃいけないし、
やる意味が自分にはよくわからない、ということらしいです。


その質問に対する答えの一つをお示しできる一つの出来事がありました。


昨日(2018年5月30日)、京都市伏見区の淀にある京都競馬場で花火大会がありました。
正式には芸術〇〇花火大会というような名称らしいのですが、
(正確に把握してなくてごめんなさい)

とにかく、京都市内では花火大会が
ここ10年程なかったのですが、久々の「京都市の」花火大会が開催されました。

実は、これは私が5年前に地元の衆議院議員だった頃に京都市長へ
提案に言ったことが始まりです。

当初、伏見桃山にあります伏見城で花火大会をやりたいと市長に提案をしたのですが、
伏見城の隣には明治天皇陵があり宮内庁から反発があるだろうという話になりました。

そこで休止していた淀の花火大会を復活させようじゃないか、という流れになりました。
(お城の隣で花火って風情があっていいと思うんだけどね)

中止になった背景を調べ、会場を貸していただいていたJRA(のトップにお願いにいきました)にも話をしにいき、地元の方々や、イベント業者とも議論を重ね、開催に向けての調整をしていました。

※ここで辞職

あれから5年が経過しましたが、来場者2万人にもなる感動的な花火大会になったと
地元の方からコメントが届きました。


まさに、これなんですよ。
これが醍醐味の一つなんです。

地元のために、京都のために、皆さんが喜んでもらえる企画がないかと考案しそれを実現に向けて関係者の協力を募り、大きな動きをつくることがしやすい立場にあるのが政治家なのです

勿論、民間事業者でも地域の一人の声としてもできるでしょう。でも、ふと思いついて市長に相談をしにいき

「やりましょうよ!」
「よっしゃ、やろうか!」

というようなテンションで事業を進めることはなかなかできません
(※こんなに軽いノリではないですが)
当然ながら企画内容がよくなれば関係者の皆様からの支援もありません。

でもアイディアがあり、何か世のためになるようなことをしたいという思いが強い人にとっては政治家というポジションはとても面白いと思います。

そんな花火大会の日程も知るすべもなく東京にいた私は、朝に京都の友人たちがupしたfacebookの花火を観て嬉しさと寂しさの間で、政治家の頃の活動について想いをいたしておりました(笑)

開催までに汗をかかれた全ての皆様に心から敬意を表します!


来年も開催されますように!