こんにちは。
趣味の音楽案内人
みやけ音楽教室です。

レッスンノートふり返り中ですが、
本日2回目の投稿は新しいレッスンのお話です。


私自身が年長か小1頃リコーダーを手にした時は
楽譜からではなく、
知っている歌をやたら吹きまくっていましたが、
生徒さんの初めてのリコーダーとの出会いを
どうしようかと考えてみるところ、
まずは習うより慣れろで、
ぴーぴーと出しやすい音を出してもらうのが一番。

ということで「シ」

はじめから音楽にしたいなーと、
それでいて、
リズムをとったり、
音楽を聴いたり、
楽しくロングトーンの練習になったりしたらいいなと
やっぱり、いっぱい欲張ること(笑)


先生のお手本を聴いてから吹く
という交互奏で繰り返すことと、
最初にリズムがとりやすく数えやすいのは「マーチ」

ちょっとずつ課題がひろがっていくのがいいな。


そんなこんなで作りました。
「リコーダーマーチ」
吹奏楽マーチっぽく、ピッコロとブラスを入れて♪

最初の生徒さんのチャレンジは、
奇数小節では、先生の音orCDを聴いて拍を数えて
偶数小節のみを吹く課題。
「シ」が11回、「ラ」が1回。

ちょっと慣れたら「シ」を「ソ」にするところが2回。

シとラの宿題でしたが、
やっぱり「ソ」にもチャレンジしていましたね♪(*^_^*)

音楽の中で演奏しているので、
既に演奏者ですね。

初めて音を出した時よりも、
息をコントロールして、
きれいな音で吹いています。
タンギングもしています。

24小節とイントロエンディングで、
8段の楽譜。
小さな音符だけれども、
左から右へ、上から下へ進行していくことも、
一気に経験しましたが、
目が楽譜を追う練習ができていますね。

迷子になることもあってもいいですよ。
誰でもそんなこともあります(笑)
それでも続けることが大事。


下の楽譜は、伴奏CDにする音源データ用の楽譜で、
リコーダーは、この1段目だけの楽譜の、
偶数小節だけに音符が入った楽譜を作りました。

今週は奇数小節に音符を書きいれました。
「ソ」「ラ」「シ」の音符を書いて覚える練習になりましたね。



この楽譜・音源データ。
曲を作りながら入力をしていったので、
4時間ほどかかって作ったのに、
夜中12時半に完成目前にして
楽譜と音源データがエラーで消えてしまい、
はじめから、音符ひとつひとつ入力してやり直し。
なんとか3時頃にはできて、
それからねぼけて作った運指表は、
右手左手が上下間違っていたというオチがあるのですが(笑)

こちらは、修正した運指表。
レッスンで書き加えた五線の音符も必要でした。





少し、リコーダーと仲良くなってもらったところで、
今度は、楽器を観察。



写真左は、ソプラニーノリコーダーなので、
これは別として。

右の2本は、どちらも私のソプラノリコーダーです。

この2本の間に、生徒ちゃんのリコーダーを置いて、
「自分のリコーダーと同じのはどちらかな?」
というクイズです。(^^)
(私のはアウロス、生徒ちゃんのはヤマハです)


「ヒント要るかな?」と聞くと、
一瞬返事をしたものの、
「やっぱりいい」と自分でよーく観察してみる生徒ちゃん。
こういう集中力が素敵。

「わかった!(目きらきら♪)」

「正解です!」
(写真を拡大してよく見ると、きっとわかると思います)


じゃあね、次のクイズ(*^_^*)

先生ね、ドレミファソ~って吹くよ。

同じゆびづかいで吹くけどね、
どちからかは、ドレミファソなんだけど、
どちらかは、ちょっと変なドレミファソだよ。
どちらかな?

(これも正解♪)


もうひとつ、最後のクイズだよ。(*^_^*)

ど、れ、み、ふぁ、そ、のうち、
ひとつだけが、変なんだけど、
どの音が変かな?
ドかな?レかな?ミかな?ファかな?ソかな?

(これも簡単に正解♪)

とっても集中してよく聴けました!
とっても良いお耳だけれど、
耳が良いことよりも、
集中して聴こうとしたことそのものがとっても素敵。

評価しないで過程をほめるのは、
本当に大切なことでもありますね。

できないのは悪いことではない。
できるまで続ければいいだけのこと。
やってみたことが素敵なこと。



ジャーマン式とバロック式の違いは、
そのうちまた話すことがあることとして置いといて、
違う種類の笛もあるんだな~ってところで、
ソプラニーノもちょっと吹いてもらってみました♪



そして、耳コピーの宿題は、
ルロイ・アンダーソンの
「シンコペーティッド・クロック」の
ウッドブロックパート。

前回、一緒に奏して、
CDのまねっこしてこようって宿題でしたが、
曲全体のどこで入って、どこで終わるか
わかって演奏してましたね♪

実はそのCDの演奏。(プロのオケです)
あの王道のリズムパターンを1か所ミスっているのですが、
そのミス部分はコピーしないで、
普通にリズムパターンを演奏してましたね。
無意識かもしれないけど、
そういうセンス、素敵ね♪


次回渡す課題は、これです。(*^_^*)


どんな練習も、
すぐできても、
できなくても、
今の結果は大したことではないので、
失敗しても、何があっても、
平然と続けられることがかっこいいと思います。
それが大きな力になると思います。


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小学生のための音楽あそび♪(プレピアノ)
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lomi-shel@music.email.ne.jp
または、
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留守電メッセージをお入れくださいね。


※クイズのこたえ
右手の人差指・中指の穴の大きさが違う。

小学校で使うのはジャーマン式
バロック式ではファとファ♯の指使いが違うけれど、
アルトやソプラニーノはバロック式しかないのです。