練習している曲やテキストの中で、
生徒さんの年齢や理解力に応じて、
個々にいろいろな話し方をしている楽典です。

楽典のワークで、あらためて調号を学ぶところの生徒さん。

シャープ♯の調号のつく順番は?
~ファドソレラミシ!

その調号のシャープ♯の音を順番に
鍵盤で弾いてみてくれる?
~片手で弾く

それを両手の2の指で、
3つの黒鍵は右手で、
2つの黒鍵は左手で弾いてみて。

実際に両手で弾いて、
鍵盤上で目で確認するとルールがわかりますね。
わかったところで、フラット♭の場合はどうなるかな?と、
自分で探して見つけるように誘導する。

~へぇ~、こうなってるんだ~♪
(と宝物を見つけてご満悦♪の生徒さん)


音階の指使いは?
~これのこと?(12312345と弾いてみせる)

そうそう。
今は、ハ(ド)から弾いたよね。
シャープ♯やフラット♭がつかない白鍵だけの調だね。

じゃ、ハ(ド)を1として右へ5つ移動して。
5番目の音、ト(ソ)から音階を弾くよ。
4の指使いの音にシャープ♯をつけて弾いてね。

はい。ト長調の音階のできあがり~♪
~わ!すげー!(この言葉使いは中学男子♪)

何の音にシャープ♯がついた?
~ファ!

それが、シャープ♯の調号1つ目のファだね。(調号確認)
何の音から始まったから何調?
~ソだからト長調!

今度はト(ソ)から5つ目の音に引越しして。
さっきついたファ♯をつけて、
さらに4の指使いの音にシャープ♯をつけて音階を弾いてね。


こんな調子で、次々といろいろな調の音階と調号を確認して、
「5度圏」の言葉にも触れ、
フラット♭の音階と調号はどうなっているかまで、
目をキラッキラさせながら、たくさんの調の音階を弾きながら
すっげー!を連発して、楽典に感動する生徒さんたち♪

今日からあなたは音階博士だね!

発見した時、感動した時の表現は生徒さんそれぞれですが、
派手~に反応してくれると、嬉しい私です(笑)

何より、
「音楽っておもしろいよね!」って
楽典でさえ一緒に感動できるのが楽しい♪
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