春までになんとか阻止、お流れにさせたいTPPです。
低所得者が病院に行けなくなる、薬が買えなくなる、と云われますが、それならば医者にも薬にも頼らずに済む身体作りを、出来る人からしておく事が何よりの対策です。そもそも、それで損する事はひとつもないわけですしね。

・風邪っぽい時

ネット上のコメントのやり取りで、「ビタミンをとるためにジュースをのむ」などよく見かけられますが、これはビタミン神話で、ジュースはむしろ陰性で身体を冷やすのでましてや大量に摂って良い事はないようです。

風邪の時は、デスクワーク時などコマメな足湯(15分)をしながら身体を温めて排出を促すこと。鼻水やせきなど、薬で抑えるのは排出を阻害するのでお薦めしません。病気は身体のハウスクリーニングです。途中で停めていい事はありません。

それから、梅醤番茶(なるべく無農薬・手作りの梅干しをすりつぶし小さじ1-2、純正醤油(古式醤油)小さじ1、しょうが少し、に番茶を注ぐ)など飲んで「冷えて陰性に入ったからだ」を陽性に戻してあげてください。旅行や忙しい方には、ビンに入って自然食品店などで市販している、お茶でとくだけの梅醤番茶もあります。(三宅商店にもあり〼

熱帯で育ちからだを冷やす効果のあるパイナップルなどの陰性の果物は、風邪で熱のあるときは食味もいいし喉のかわきも潤すように思えますが、実際には冷えた身体を余計に冷やすので、注意した方がいいようです。僕はそれでもどうしても欲しいと身体が求めるときは、それに従います。生の果物が持つ酵素の力が必要な時もあると思うからです。身体の温冷だけでなく、陰陽のバランスを整える事が大切です。
お酒(極陰性)をよく吞むので、その分必死で身体を中性に戻そうとすると、味噌やごぼうなどの根菜などを時間かけて煎った「鉄火味噌」などはこれまた、自家陣中の薬籠という事になります。

身体の陰の氣を払って陽を入れる。

逆に、肉(陽性)を食べ過ぎて陽に偏る事も様々な悪影響を及ぼします。西洋料理で陽に寄った身体を戻そうと、食後に甘いもの(陰性)が欲しくなるのが、デザートという風習かもしれません。僕は大好きですが、消化器官にとっては打撃の連続です。

この辺の知恵は、東城百合子『自然療法』に詳しいです。魔法の本ですよ。子どもの治療方法も満載です。一家に1冊。
(店主)

追記:東城先生のお話では、彼女のマクロビオティック教室か何かへ、とある重い症状を携えた生徒さんが来て「これを何とかする方法は?」と尋ねたそうですが、「何でも自然療法で治せるわけじゃない。あなたはさっさと病院へ行きなさい。」と大変厳しくおっしゃったそうです。このバランスが、真理をついているのじゃないかと思います。