9月の定例議会一般質問内容⑧ 「防災と復旧について」 | 広島市議会議員 三宅正明

9月の定例議会一般質問内容⑧ 「防災と復旧について」

最後に、防災と復旧についてお伺いします。

本定例会にも7月のゲリラ豪雨の災害復旧の補正予算が計上されていますが、近年の異常気象により、市内各地で様々な被害が報告されています。

市民の生命と財産を守るべき広島市として安心安全な街づくりを推進していく事はもちろんですが、実際の被害状況や、災害時の行動、その後の市民生活に与える影響などを数点お伺いします。

まず、内水氾濫ハザードマップについてお聞きします。

ゲリラ豪雨などにより、下水が溢れたり、道路上のアンダー部分の被害が発生しています。

そこでお伺いします。それら内水氾濫のハザードマップは作成していますか?作成しているのであれば、市民は知っていますか?また市民への啓発はどのように行っていますか?お答えください。

次に、避難勧告の発令についてお聞きします。

避難勧告の発令は、地域住民にとっては、由々しき事態ではありますが、近年のゲリラ豪雨など経験を超えた事態に陥った場合、人命尊重の観点から早期に発令する判断が必要であると考えます。そこでお伺いします。

災害時の避難勧告は、誰が、どのタイミングで発令し、誰に伝えているのですか?

また、先ほど申し上げたように、発令が遅れて被害がでる可能性もあるので、もっと迅速にした方が良いと思いますが、いかがお考えですか?お答えください。

3点目は、がけ崩れの復旧についてです。

災害後、被害状況の把握の為、市内を歩いておりますと、山すそのがけ地の青いビニールシートがかけられている様子を見ることがあります。

事情を聞いてみますと、個人所有の山林であり、復旧するにも金銭的な資力がなかったり、そもそも境界も誰の所有かも分からないなど、問題を抱えています。

山崩れやがけ崩れが起きた場合、公共用地であれば公共が復旧しますが、個人所有の場合、復旧が出来ないことも往々にしてあるため、このような場所では再び崩壊の恐れがあり、周辺住民に不安を及ぼしています。

個人が行う復旧に対する融資や助成制度を充実させ、個人所有のがけ地の災害復旧を促進すべきと考えますが、いかがお考えでしょうか?お答えください。

最後に、未整備の都市計画道路と急傾斜事業についてお伺いします。

安芸区船越には、未整備の都市計画道路の区域内に危険ながけ地がある地域があります。

その場所では、急傾斜地危険区域の指定と崩壊防止工事は難しいと聞いております。

このようなケースでは、都市計画道路が整備されるまでの間、がけ下の家屋を守れない状況が続くことになりますが、どのように対応されるのか?お答えください。

誠意あるご解答をいただけますことを期待して、質問を終わります。

長時間のご清聴、ありがとうございました。



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