今日は物理学専攻の椎野研究室の学生さんが訪ねてきました
ひとりは奥村君といいまして、大脳基底核のモデルを構築しています
基底核を構成する部位の正確な名前は忘れてしまいましたが、
パーキンソン病ではその部位間に同調が観察され、
ハンチントン病ではその逆に非同調になるとのことでした
基底核といえば強化学習かと思っていましたが、
このような非線形動力学としてモデル化が進んでいることに驚きました
面白そうです
もう一人は杉山君といいまして、ゆらぎ定理を研究しています
これの意義はというと、
非平衡系におけるエントロピー生成の計算に用いられるようです
非平衡系といっても線形領域かと思っていたら、
非線形領域にまで拡張できる
極めて一般的なゆらぎ定理を導出したとのことで驚きました
これも面白そうです
物理学を学ぶ学生さんと話していると自分までウキウキしてきます
何を隠そう私も、大学に入学した頃は、素粒子物理学でもやろうかと
思っていたのです (自分の実力も知らず・・・^^;)
それが何のご縁か、進学先を決める時に相談した教養学部の
物理の先生が生物物理学の面白さを語ってくださって、
ついでに物理学科ではなく、薬学部にいる生物物理の先生を
ご紹介くださったものだから・・・・・、現在に至ってしまいました
でも、本当に物理学が好きな彼らと話していると、
自分も元気をもらえる気がします