”時代の変化について考えてみる?”釣具屋店員の仕事は 売る 事では無く 売れる ようにする事!
高校時代にフィッシングサロン心斎橋でバイトをしていた時、とある来ると決まって話しの長い常連さんに、不良在庫として長年眠り倉庫から大量に出て来て大特価1パック¥180になっているピンクのトーナメントワームを売りつけた事があった。
売り文句は…
「こういうゴミルアーを、無くす事前提でラインを太くして、いつもは投げ無いオーバーハングや、ブッシュの中にぶち込んでみて下さい。無くすつもりなら結構ぶち込めますし、キャスト入ったらデカイの出たりしますよ!」
で、数パック売りつけてみたら数日後に再度来店され
「言われた通り、オーバーハングに入れたら40upすぐ釣れたよ〜」
と言いながら山積みの特価ワームを大量購入して行きました。
店員に必要なのは、ユーザーに可能性を広げさせてあげる事。
多く確保した新製品をテンプレ通りのトークで売りつけるのでは無く、その釣り人が
持ってない事で、失っている可能性を与えて上げる事なのだ。
その為に多くのタックルが存在するのだ。
その無数のタックルで作られた迷路の森にユーザーが迷わないように道筋を見せるのが店員の仕事。
可能性が広がれば釣れる可能性が増える。
釣れる可能性が上げれば釣り場に行く回数が増える。
釣り場に行く回数が増えれば更に必要な物が出て来る。
必要な物が出て来たら店に買い物に来てくれる。
この循環に高確立で近づけるように『タックルコーディネーター』という資格を作りバス釣りがブームで終わらないようにしたかった…
だが、当時の自分には状況を変える力も熱量ももう無かった。
実店舗が消えて行く現状を知っていながら指をくわえて…いや、目を背けて迎えたのだ。
これからの時代、釣具屋で語り合われる300%くらいに盛られた話の中から、役に立つ情報を集めるなんて楽しみ方はされないのだろうな…
虫くん、釣りもちゃんとやらんと、釣りを勘違いする人が増え続けるよ…
虫くん釣りチャンネルは釣れない時も動画にするから意味がある。
そして、その釣れない日が意味ある日になっていたりするから本当に素晴らしい。