これを読んでいるあなたにはかけがえのない存在の人間はいますか?

 

家族、仕事仲間、趣味の仲間、あなたの人生を彩る人間がそこにはいるはずです。

 

今年はいろんな事があり、そして40歳になり、自分自身を見つめ直し、毎日生きていることが幸せだと、今日1日を精一杯後悔の無いように生き抜こうと朝バイオリン歯科の扉を開けています。

40歳を祝って貰いました

 

熱い気持ちを思い起こしたくて、久々にここに返ってきました。過去の自分の記録を見ていてやはりこの感覚は間違いないと確信しました。

そんな人の情熱に触れる機会があったので記録させてください。

その日にあった感動を記録し始めたのは30年前、そうあれは魔法のアイランドの日記機能。

(長野市で高校生の頃、W健康拳というミクスチャーバンドをやっていました。今見てもすごい名前ですね。ライブの日に家を出てライブハウスでモヒカンにして、家が厳しかったので帰宅前にちゃんと丸刈りに戻して帰宅すると母親が「あら、大ちゃん!さっぱりしたじゃない!」と驚いていました。)

 

違う違う!そんなことはどうでも良くて!mixi、エキサイトブログ、そしてアメブロと、それからいくつものイベントを記録してきました、文章を書くのが好きだし感情を文字にするのが得意な方だと思うのですが、今回の感動は文章で表現できるか自信がありません。それくらい心動かされる出来事でした。

 

最高の上の言葉があるならいますぐそれを使いたいけど、それが見つからないので中国語で言うなら今回のクラブダイヤ企画(院長と宇土先生が始めた勉強会)はまさに『最棒了(最高)』だったのです!

 

海外でのハンズオンを自分たちで企画し、台湾で家を借りて13人で三日間寝泊まりし、英語で全員で発表し、ほぼ通訳無しで保存修復と根面被覆の最前線を朝から晩まで学んできました!

 

と、やはり文章にすると何だか味気ない!

 

それだったら今までにもたくさん素晴らしいレクチャーを受けて、海外でも発表してきましたけど、今回の経験は今までとは全く違う。

 

最終日に感想で参加者は皆一同に『人生が変わった日だった』と言っていましたが、自分も間違いなくそう思いました。

 

今回宇土先生が主体で企画してくれたのですが、英語が嫌いだった彼が一年かけて英語で細かな交渉から内容までやりとりして実現したのが信じられません。

 

数年前にYouTubeで英語を勉強し始めたと言うので、そのチャンネルを聞かせてもらうとスペイン語だったのを覚えてます。それくらい英語がゼロだった人が海外で企画してる。

自分もDH福島とDA土井と毎週行っているHIKARU Englishの効果で英語力が少し上がった気がします。今回他の受講生への通訳をたくさん出来ました。

ボストンがあり、ロサンゼルスのAAEがあり、海外に行って仲間でAirBNBで泊まり勉強する楽しさに取り憑かれています。

AirBNBは民泊サイトで、ホテルの半額以下の値段で集団で泊まれます。毎晩将来の話や歯科の話を熱く語ったり出来るのでとても楽しいです。今回はさらに若い先生や普段仲良くしてる先生とも更に深い話がたくさん出来ました。

 

今回の感動理由にはまず、ただお金を払って受けに行くだけではなく、それまでに参加者は準備をして自力で知識を得たり現地で生活した達成感があったのだと思います。

今年クラブダイヤは10年続けてきた定例会を辞めて日本予選会と台湾本会の2回で活動を決めました。

日本の予選会

 

英語発表の壁は大きいので数人かな?と思っていたのですが、13名もの勇者たちがエントリーをしました。英語力ゼロから全員英語発表なんて本当狂った企画だと思うけど、全員最高の発表してました。みんなかっこよかったー。

 

そしてレクチャーはボンデッドレストの最新版と根面被覆の最新テクニックを三日間の超超濃密な内容で行いました。

 

結論は先に書け!と怒られてしまいそうですが、今回の企画で何が一番そんなに皆感動したかというと、

 

台湾の講師やスタッフたちのホスピタリティと情熱でした。

手厚いおもてなしから、気遣い、質問に対しても嫌な顔ひとつせず全力で応えてくれ、さらにはその情熱は相当なものでした。

Trust me!!!とほとばしる熱意での授業は自分も日本で講師をしている端くれとして姿勢を考え直すものでした。

自分は台湾のDNAを持っているのですが、親がよく昔話してくれた台湾人の人へ対する愛の教えを思い出しました。

無条件の愛というのでしょうか、見返りを求めない相手への親切や行動、自分はそうやって生きてるつもりだったに、自分はいつの間にか相手に遠慮して、どこかで見返りを求めてしまっていたのかもしれません。

自分がいいと思うこと、自分の人生じゃないですか 自分らしく生きていこうと思いました

 

とまれ STOP  TRY

 

Hykrk(ヒャクラク)さんの作品展にて

 

僕の情熱を受け止めてくれる最高の講師達、そして仲間達。

これからの人生でやるべきことが明確になった三日間でした。

多謝!太棒了!

 

 

 

思い出話を書きます。

今から七年前に菊地英樹先生はダイヤモンド歯科に良く見学に来ていて(たぶん合計十回以上、けど歴代一位は駒形先生?)

スタッフが『あの先生患者見始めるんですか?』ともう勤めてると勘違いするほど良く来ていた。

別で決まっていた就職先が突然なくなってしまい、進路に迷っていた彼はうちに勤めたいと言ってくれた。

そしたらあるのが幸明会の入社試験!(まだあるのかなー?)

形成とプロビで30分のところを

英樹先生は残り5分を過ぎても形成をし続けた!

『先生、もうあと5分だよ?』と心配をよそに笑顔で形成だけして彼は試験を終えた!

そして英樹先生は『僕の実力では形成の30分に全てを使いました』とドヤ顔で理事長と自分に語ったのだった。自分も理事長もなんとこだわりのある素晴らしい先生だ!と『君いいねー!』と褒めていたら、それを見た気に食わない男がいたのであった。

そう、その2年前に入社試験に落ちて追加試験で入社した宇土先生である。

『これ配点が半分づつだったら、50点捨てるってことですよ!入社させたら絶対言うこと聞かないですよ!』

と宇土先生は過去のトラウマからなのか、ただでさえ恐ろしい眼光をさらに鋭くさせ自分と理事長に迫ってきたのだった。

3人で話し合った結果、じゃあ入社させるけど入れる前に少し喝を入れよう!とじゃんけんで負けた方が英樹先生に気合を注入することになった。

そして、自分がじゃんけんで負けてJAMDのあとに居酒屋で決行することに。

場所は神保町の沖縄料理屋!

何を言ったか覚えてないが、自分は酔っていて勢いがあるときは眼鏡が後ろ向きになるらしく、結果きら言うと英樹先生はその日から沖縄料理が嫌いになるくらい気合をもらったそうだ。

 

それから3人でダイヤで二年間かけがえのない濃厚な時間を共有した。

辛かったこともたくさんあっただろうけど、英樹先生は自分と宇土先生にくらいついてきた。

 

自分達がダイヤを卒業したあとも彼は自分達以上に結果を残した。

自分は一緒に釜の飯を食って臨床を高めあった後輩に勝手に宮島サティを作って送る習慣がある。もちろん英樹先生にも渡そうと計画していたが、そのタイミングで彼はJAMDの認定医試験に落ちてしまった。

一緒にとても悲しんだ、めちゃくちゃ悔しかった。

けど彼は前を向いて翌年またチャレンジし、見事に合格を果たした。

前置きが長くなったが、今日は英樹先生の認定医の合格祝いをした。

場所はもちろん神保町の沖縄料理屋!

本人にはたまたま神保町で仕事があるのでお昼一緒に食べよう!何がいい??フレンチがいいです!

よし予約したから!

とサプライズで沖縄料理屋に連れて行きました(笑)

店に向かう途中に

『覚えてますー?昔宮島先生に気合い入れられた沖縄料理屋このへんにありますよー!』と言い出したので宇土先生と笑いを堪えるのに必死でした。

トラウマの沖縄料理屋で近況報告をお互い行い、サティと2年前に用意していた外科器具を渡せた。

最高の時間だった。

英樹先生から貰ったもので一番嬉しかったものがある。

当時ダイヤモンド歯科でも勤務医が辞めてしまい、悩んでいた自分に

『先生の教育が正しいことを自分が証明しますから』と励ましてくれた。あの夜家に帰って嬉しくて泣いた。

こんな先輩だけどこれからもよろしくな兄弟!

 

書こう書こうと思いながら、あっと言う間に1年が経ってしまいました。

 

このブログは私が勤務医だった10年前より勉強会の記録や当時思っていた熱い気持ちを綴ってきました。

今これを見てくれている方は、患者さんよりも熱心な歯科医師が多いかと思います。ですので、歯科医師としての私の考え方を中心に今後もここに今でも変わらぬ熱い思いを綴ろうと思います。

 

さて、7年勤めた勤務先を退職し(大変お世話になりました、感謝しかありません)2021年6月14日に新百合ヶ丘1000のバイオリン歯科を開業致しました。

 

まずはこのブログを久々に書きたくなった出来事をブログ再始動第一回として書こうと思います。

 

患者さんAさんと、その奥様との出会いは以前の職場で分院長になったばかりの頃でした。

 

Aさんは還暦を迎えたお医者様で大学で多くの医師を教えていた方でしたが、とても寡黙な方でいつも30分前に来て下さいました。お待たせしてしまった時も「全く気になさらないでください」と声をかけて下さり、中途半端なところで治療を切り上げずに妥協を許さない診療スタイルをとても理解してくださり大変嬉しかったです。マイクロスコープの映像を見せて説明する度に感動してくれました。

決して多くは語らない方でしたが、帰る時はいつも深くお辞儀を若輩者の私にしてくださいました。

長く通った治療も終わりに差し掛かった頃、寡黙なAさんがこんなことを聞いてきました。

「先生はお酒飲むの?」

人と飲むときは飲みますが、嗜む程度とお答えしてしばらくお酒の話で盛り上がりました。

 

そして治療最後の日に

「今まで素晴らしい治療をして下さりありがとうございました」

と1本のワインをプレゼントしてくれました。

粋な計らいに感動しました。

 

それから数年が経ち、体調を崩されたと奥様からお聞きしていたのでとても心配していました。

 

先日、開業から1年経って奥様が久々に来院されました。

ご主人はお元気ですか?

心配していたことが現実となってしまいました。半年前にお亡くなりになったと奥様より報告を受けました。

最後はお子さん達に囲まれて、私が治療した前歯も最後までご飯が食べれたそうで、前歯が入ってハリウッド俳優になったみたいだと喜んで下さっていたそうです。

 

奥様の治療をしながらご主人の思い出話をしました。

「ご主人もお酒が好きでしたよね、以前ワインをいただいたんです」

すると奥様から

「主人はお酒は一滴も飲まないんです。あのワインはお酒のこと分からない主人が酒屋さんへ行って、すごく好きな若い人に贈りたいのでワインを選んでくれないか?と店員さんに頼んで選んだワインなんです。主人は先生のことすごく気に入っていたようです。」

 

今となっては会えなくなってしまったAさんの心遣いに男泣きしてしまいました。

私に気を使わせないように酒を飲まないのは伝えなかったのでしょうか、私もAさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

このように私は歯科医師になって本当によかったと思える毎日を過ごしております。

 

Aさんワインご馳走様でした。いつか2人で乾杯できる日まで自分は生涯歯科医師として挑戦し続けます。

 

次回はクリニックの名前について書こうと思います。

 

明日で一つの区切りを迎え、新たなチャレンジが始まります。

 

スタッフや患者さんに恵まれた5年間でした。本当に心から感謝しています。今の自分があるのはここで出会った人たちのおかげです。

 

この二つの大好きな歌手の歌が今後の人生テーマになりました。

 

「人生は太陽の瞬き」

「面白いことをたくさんしたい」

 

その一瞬の命を大好きなスタッフや患者さんとこれから出会う人達と楽しいことをやり続けて最高の笑顔で生きていく所存です。

 

今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

 

宮島

写真を整理していたら昔の写真が出てきたので、記録として残します。

コロナが落ち着いて、早く世界的な交流や懇親会がしたいですね!
当院でも使用しているNi-Tiファイル(DENTPLY)などの開発や指導で世界中で有名なクリフォードラドル先生の指導を受けることができました。

 

アフターパーティーも大いに盛り上がりました。

 

サンタバーバラのラドル先生の歯科医院には世界のセレブが通っているそうですが、根管治療の値段は1本60万だそうです!!

 

麻酔についての講義と実習を1日同じ神奈川の歯科医院にてセミナーをしてきました。

皆様器用で熱心で明日から患者さんが幸せになると実感しました。

是非ダイヤモンド歯科で実践している別部式局所麻酔を麻酔を各地で広めてください。

 

副院長の宇土はラバーダムを講義と実習しました。

 

普段ダイヤモンド歯科で当たり前にしているこの二つは全国的にはまだまだ行っている歯科医院は少ないのが現状です。僕たちはこの活動を生涯のライフワークとして全国の患者さんの健康と幸せのために続けます。

 

 



コロナでなかなか集まって勉強することが歯科業界でもできませんが、インターネットを使ったセミナーが主流となってきています。

先日はCJ OPTIK社のマイクロスコープの日本人唯一のインストラクターとしてWebセミナーを行いました。全国(テキサスからも参加!)からなんと70名もの先生が参加してくれました。この人数はCiメディカル内の有料セミナーでも最多だそうです。

深く感謝致します!
ダイヤモンド歯科から配信したので、いつも通り緊張もなく、パッションを皆さんに届けました。

マイクロ治療の普及にこれからも務めます。

歯科医師向けの講習会を副院長の宇土と行っています。

基本が大切なのですが、これが全国にはなかなか広まっていません。

これからも患者さんのために普及活動を続けます!




 

今回の執筆は私の憧れの先生であります、澤田則宏先生との共著でした。

この記事を書くためにたくさん資料を集め、海外の文献を読み、さらに成長できた思い出の執筆でした。この気持ちを生涯持ち続けたいと思います。

内容は「歯が原因でないのに、歯が痛む病気」についてです。

 

最近コロナで皆様不定愁訴が多いように思えます。

先日も、ひどい歯の痛みと頭痛を悩みの患者さんがきましたが、細かな検査の結果、歯ではない原因を特定することができました。

歯を削ったり、抜いたりしなくて、本当に良かったと安堵しました。

 

何事も、歯だけみずに「人」を診ることですね。