巨星、堕つ。 | 衆議院議員 宮島大すけ オフィシャルブログ

巨星、堕つ。

5日未明、参議院議長 西岡武夫先生がご逝去されました。享年75歳でした。


予てから体調を悪くされいましたが、秘書の方にお伺いしても「口内炎がひどくてしゃべる事がうまくできない」とおっしゃっていたので、暫らくすれば必ず善くなられると信じていただけに、早朝の悲報には正直驚きを禁じえませんでした。


西岡先生はわが長崎県出身の三権の長として、またわが民主党の重鎮として偉大なるご功績を挙げられました。特に強力なリーダーシップと、歯に衣着せぬ物言いは我々後進の尊敬の的でもありました。


先生との想い出は25年ほど前、私が議員秘書をしていた時代に遡ります。

先生が文部大臣、自民党総務会長を歴任されていた時期で、すでに国政の中枢でご活躍されていた頃でした。


特に思い出すのは、時代も廻り平成8年の小選挙区制最初の衆院選の時です。

西岡先生が新進党の幹事長をされていた時、自民党では誰も対抗馬を立てられずに、前年参院選で敗れた私に白羽の矢が立ち、選挙戦を戦わせて頂きました。

到底叶うはずもなく、大先輩に胸を借りるつもりで挑んだ戦いは、私の一生の財産となり、今の政治生活の大きな糧となっています。


さらに時代は変わり、これまで同じ政党で、先生の大きな懐の中でご指導をいただいていた身からすれば、先生のご意志をしっかりと継ぎ改革に邁進することが、先生に対する唯一の恩返しだと思っています。


今はただ、西岡先生のご冥福を心よりお祈りするばかりです。



                       宮島 大すけ