先月7月28日に私の変形菌観察所を巡回調査した後、雨もほとんど降らずに暑い日が続いているので、もう変形菌は新たに出ていないだろうと思っていましたが、本日(8月6日)午前中にダメ元と思って見に行ってみました。
便宜上私の変形菌観察所の場所を(A)実家裏に置いた一本物の太い朽木、(B)廃果樹畑の端に置いた朽木、(C)山林の端の斜面下に置いた朽木 とします。
これはC地点です。矢印に部分に亀の子束子のようなものが見えました。
やはりムラサキホコリでした。
柿の木の朽木の矢印部分をご覧ください。
マメホコリです。
B地点に行くと、畑の端にヒルガオが咲いていました。やはり花の方が写真写りが良いですね。
ここはB地点です。これは柿の木の朽木ですが、黄色の矢印の部分に注目。
ボロボロになった朽木にムラサキホコリが発生していました。
最後にA地点の一本物の朽木です。
本日(8月6日)の観察では、朽木の端の部分のキノコが枯死したところにムラサキホコリが発生していました。アメーバ(変形体)はこのキノコを食べて成長したのでしょうか?
アップで見ると、胞子がかなり飛散した後みたいです。
これはたまたま約2か月前の5月31日に撮影したこの朽木の端の部分です。キノコが発生しています。何かよく分かりませんが、カワラタケやサルノコシカケではないと思います。
この様に各地点ともムラサキホコリが発生していました。この変形菌は多いですね。
これはおまけです。C地点近くの山林に転がっていた朽木に小さい白いものが見えたので写真に撮りました。
微小な花のように見えますが、実は変形菌(モジホコリの一種)の子実体の子嚢壁が花弁状に裂けたものです。このようにきれいな花弁状になるのはあまり見たことがありません。白い粒々は子嚢壁表面の石灰粒です。