べーっだ!若干忙しくしていて、更新間隔がズレぎみです。が、ズレたまま、行きたいと思います。

汗しかも、山古志の災害復興現場の続きです。もう忘れてきてますが。

先のエントリーで、「地元の知恵」という話をしました。これは昔の人の知恵だけではないようです。

木籠水没集落の様子長岡地域振興局の方がおっしゃっていたのは、「街の人間より、山の人の方がたくましかった。」という話でした。例えば水道管が切れて水が飲めなくなっても、どの沢の水が飲めるか知っていて、汲んで飲むことができる。食料も蓄えていて、隣近所で普通においしく炊き出しして、救援を待てるのだそうです。

中には、ゆんぼ(って言うんですか? 道路工事用の特車とか)を自分で運転しちゃったりとかして、仮道を自作してしまった集落もあったとか。免許とか関係ないんですかね? まあ、自分で作れちゃえば待っている用もなくなるわけですね。

こういうのって、まさに「生活する力」「生きるリテラシー」ってモノだと思うんです。「地元の知恵」って、そういった「生きるリテラシー」の一部なんですね。それ以外に、日常生活を立て直す力、トラブルに負けない精神力、そして隣近所で協力し合う力っていうのも、その一部であるように感じました。木籠水没集落の様子

震災の規模は長岡市街よりも山古志の方がずっと大きかったわけですが、都市部で被災した人の方がずっと辛そうだったと、振興局の方がおっしゃっていました。そういう「生きるリテラシー」の差なのかな、と感じました。

!!

突然、宮城UPの話に戻りますが、「パソコンを使う力」「インターネットを使う力」も、実は「生きるリテラシー」の一部に含めていいのではないか、と思っているのです。

パソコンとかネットって、すぐ「仕事のスキル」か「趣味」みたいに扱われて、あってもなくてもいい、そこまで行かなくても二の次扱いなんですよね。でもおそらく、「無いといけない力」になってきているし、実際には自らの生活そのものに密着した力たり得ていると思うんです。

「生きるリテラシー」としてのITスキル、って、どう学べばいいのだろう? それが宮城UPを考えたときの、すべてのバックボーンになった問いです。

はてなマークみなさんにとって、今のITスキルは「生きる力」たり得ているでしょうか?