昨日の介護の危機回避の「解」編です。
解決策というには攻撃力?がありすぎ・・・
昨日は、
・介護職の給料が足りない→
(1)介護保険の月額を増やしましょう。
(2)介護サービスを受ける利用者の数を減らしましょう。そうすると仕事の単価も上がるはず。
というお役所論理を話しましたが、福祉側も負けてませんです。で、どういう内容かというと。。。
【介護の資格どう変わる?…介護職の質向上へ 資格要件厳しく】
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/jiten/20080814-OYT8T00512.htm?from=nwla
昨年は、社会福祉士及び介護福祉士法が改正され、2012年4月以降、資格取得の要件が厳しくなることになりました。(介護福祉士は)法改正により、12年4月以降は、これまで自動的に資格が与えられた養成施設卒業生にも国家試験が課せられます。3年以上の実務経験者も、国家試験を受ける前に、養成施設で6か月以上の受講が必要になります。(略)ヘルパー3級は、来年4月から、介護保険で訪問介護を行うことができなくなり、事実上廃止されます。
最近、福祉関係者の皆様が押しし進めている、3つめの方策ですが・・・これは惨劇のはじまりのような気がしています。質が悪いから給料が低いというのは我田引水じゃないかと。本当は逆。真実は単純。給料が低いから、人が集まらない。それだけでしょ?
今でさえ、講習は定員オーバーなのに、現場は人手不足なのが福祉現場です。この状態で人材を絞ってみたり、資格をありがたがって与えてみたりしても、誰も目指さないし誰もお金を余計に払ってくれませんよ。講習実施者だけが儲かる罠。
これも、お金の使い方の問題です。貴重な保険料と税金をどう使うのかを考えないと、保険料も税金も上げても上げても追いつかず、人材は流出する一方ですよ。
もうこうなったら、保険料や国庫・自治体負担を全く増やさずに行政が可能な秘策を伝授しましょう。介護職にとどまらせる解決法を、3つ知っています。極端ですが・・・正鵠を得ていると思いませんか?
(1)サービス残業を減らす=提出が必要な報告書と記録の量を半分にする。
行って本人に聞けばわかることまで、記録で共有することはない。予断を与えるだけ。行政がチェックする必要も無い。職場環境が飛躍的に改善。
(2)介護職の出世ポストをつくり、出世できるようにする=天下りと出向をすべてなくして、介護職で補充。
社協や事業団といった、福祉の権威的なポストに天下りや出向することをやめ、ケアマネや介護職のベテランを公募して補充する。介護職を頑張れば、行政や外郭団体の職員になれるというラインをつくれば、やめようと思っても頑張る優秀な人がでてくる。ついでに行政立案も飛躍的に改善。
さすがにこれはすぐにはできませんが・・・しかも自分の首を絞めますけど、事実には正直でないと。
(3)養成課程の講習時間を半分にし、学校への補助金を半分にする。その予算を介護職への原資とする。
人材に必要なのは講習ではなく、給料。良い給料ならば、自ら学んで手に入れるのです。
介護の知識も、介護職のプライドも、教室で教わるものじゃない。現場でしか学べない。人間を相手にするプロフェッショナルとは、学位のことではありません。場数と経験が身につけさせる矜持です。だから、現場の働く環境を改善することに傾注するべき。
・・・私の言ってること、間違ってますか?ぜひ、福祉の先生や行政の皆様に教えてほしい。
介護は教室でおきてるんじゃない。現場でおきてるんだ!
※昨日のエントリが長くて読みにくくなったので、ぶった切って後半にしました。重複してしまっている方は申し訳ないです。これに懲りずに、遊びに来てくださいね
解決策というには攻撃力?がありすぎ・・・昨日は、
・介護職の給料が足りない→
(1)介護保険の月額を増やしましょう。
(2)介護サービスを受ける利用者の数を減らしましょう。そうすると仕事の単価も上がるはず。
というお役所論理を話しましたが、福祉側も負けてませんです。で、どういう内容かというと。。。
【介護の資格どう変わる?…介護職の質向上へ 資格要件厳しく】
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/jiten/20080814-OYT8T00512.htm?from=nwla
昨年は、社会福祉士及び介護福祉士法が改正され、2012年4月以降、資格取得の要件が厳しくなることになりました。(介護福祉士は)法改正により、12年4月以降は、これまで自動的に資格が与えられた養成施設卒業生にも国家試験が課せられます。3年以上の実務経験者も、国家試験を受ける前に、養成施設で6か月以上の受講が必要になります。(略)ヘルパー3級は、来年4月から、介護保険で訪問介護を行うことができなくなり、事実上廃止されます。
最近、福祉関係者の皆様が押しし進めている、3つめの方策ですが・・・これは惨劇のはじまりのような気がしています。質が悪いから給料が低いというのは我田引水じゃないかと。本当は逆。真実は単純。給料が低いから、人が集まらない。それだけでしょ?今でさえ、講習は定員オーバーなのに、現場は人手不足なのが福祉現場です。この状態で人材を絞ってみたり、資格をありがたがって与えてみたりしても、誰も目指さないし誰もお金を余計に払ってくれませんよ。講習実施者だけが儲かる罠。
これも、お金の使い方の問題です。貴重な保険料と税金をどう使うのかを考えないと、保険料も税金も上げても上げても追いつかず、人材は流出する一方ですよ。
もうこうなったら、保険料や国庫・自治体負担を全く増やさずに行政が可能な秘策を伝授しましょう。介護職にとどまらせる解決法を、3つ知っています。極端ですが・・・正鵠を得ていると思いませんか?(1)サービス残業を減らす=提出が必要な報告書と記録の量を半分にする。
行って本人に聞けばわかることまで、記録で共有することはない。予断を与えるだけ。行政がチェックする必要も無い。職場環境が飛躍的に改善。
(2)介護職の出世ポストをつくり、出世できるようにする=天下りと出向をすべてなくして、介護職で補充。
社協や事業団といった、福祉の権威的なポストに天下りや出向することをやめ、ケアマネや介護職のベテランを公募して補充する。介護職を頑張れば、行政や外郭団体の職員になれるというラインをつくれば、やめようと思っても頑張る優秀な人がでてくる。ついでに行政立案も飛躍的に改善。
さすがにこれはすぐにはできませんが・・・しかも自分の首を絞めますけど、事実には正直でないと。(3)養成課程の講習時間を半分にし、学校への補助金を半分にする。その予算を介護職への原資とする。
人材に必要なのは講習ではなく、給料。良い給料ならば、自ら学んで手に入れるのです。
介護の知識も、介護職のプライドも、教室で教わるものじゃない。現場でしか学べない。人間を相手にするプロフェッショナルとは、学位のことではありません。場数と経験が身につけさせる矜持です。だから、現場の働く環境を改善することに傾注するべき。
・・・私の言ってること、間違ってますか?ぜひ、福祉の先生や行政の皆様に教えてほしい。
介護は教室でおきてるんじゃない。現場でおきてるんだ!
※昨日のエントリが長くて読みにくくなったので、ぶった切って後半にしました。重複してしまっている方は申し訳ないです。これに懲りずに、遊びに来てくださいね
