ニコニコ引き続き、宮城UPの地域講習のねらいと特徴について、ご紹介していきます。

宮城UPの地域講習で一番古いのは、県東部。2005年7月16日に矢本(東松島市)のひまわりデイケアではじめたのが最初です。ひまわりのみなさん、お世話になりました。もう、あれから3年も経とうとしているのですね。矢本講習は2006年10月22日に会場を石巻市文化センターに移し、現在に至るまで定期的に開催されています。

矢本クリスマス会の様子 受講生は入れ替わり立ち替わりですが、矢本時代からずっと来てくださっている方も、そしてアシスタントとしてずっと支えてくださっている方もいらっしゃいます。まさに、「根が生えた講習」です。おおよそ月一回、雨の日も風の日も雪の日も(ときどきお休みしましたが)、変わらず開催し続けました。もはや単なる「パソコン講習」ではありません。「地域での学ぶ場」そのものです。 

「定期開催」=「いついつに、ここに行けば、パソコンについて聞ける」ようにすること。それが宮城UPの地域講習の目的です。仙台や東京からどんなに優秀な先生が良いテキストをもってやって来ても、「一回2時間、12回で卒業」では、質問できずにわからなくなってしまう。じゃあ、すべての自治体に「パソコン・ヘルプデスク」を設置できるのかというと、そんな予算はない。仙台に電話しても、わからないものはわからない・・・そういうときに、「いつ、どこに行けば聞けるか」がはっきりしていれば、パソコンに関する困りごとの大半は解決できるのではないかと考えたのです。

むっ「こことここがわからないなあ。じゃあ、来週日曜に近くの石巻の講習で聞こうっと」ができれば、わからない=嫌いといってパソコンから離れてしまうことがなくなり、パソコンを使い続けられるのではないか。それが、宮城UPの地域講習です。

ただし、講習を維持するのは、ヘルプデスクほどでは無いとはいえ、難しい。実施する側としては「一回2時間、12回で卒業」の方が簡単なんです。講師に高いお金を払って、会場借りて、あとは宣伝すればいいだけですから。それを定期的にやるとすると、ものすごいお金がかかるので、高い講師は呼べません。会場も借りれません。

だから、宮城UPの講師・スタッフは驚くほどの薄給です。ガーンどれくらいかというと、石巻への行き帰りにコーヒー飲んでアイス食べたら無くなるくらいです。本当に、ボランティアでしかできないんです。お金が無いから。

矢本講習の様子 もうひとつ必要なのは、地域で手伝ってくださる方。仙台でやるんじゃなくて、県内各地で、しかも県や市町村の講習が少ないところでやらないと意味がない。そのようなところでは、現地に近いところに住んでいらっしゃる方々の協力が不可欠です。石巻会場にも、そういった心優しく、熱いボランティアの方がいらっしゃいます。このblog、見ていてくれますか? 本当に感謝、感謝です。ありがとうございます。

これこそまさに、人の繋がり、社会関係資本ですね。こういう「繋がり」をつくり、維持することが、宮城UPの地域講習。だから正式には「地域拠点」=「地域でITを学ぶ場」と呼んでいます。

県内各所に、できるだけみんなの生活の場に近いところに、こういった「地域でITを学ぶ場」をつくっていくこと。それは、「人との繋がりの場」を増やすことと同じなのです。ITを学ぶための社会関係資本の、ひとつのかたちです。

ゴホゴホカゼ なおらない。