もうすぐ3/25(日)。宮城UPの地域講習(プログラムA)が、石巻市の「石巻市文化センター」と若林区の「ゆめつむぎ」で同時に開催される、めずらしい日です。3/22(木)は大崎市の「太陽の村」でも講習がありますし、目白押しです。画面右側の「各地の講習のご案内」で、会場がわかりますよ

地域での初心者向け講習(プログラムA)について
 
プログラムAは、パソコン初心者の障害のある方・高齢の方むけ講習です。まったく触ったことがない方から、少しやったことがあるけど、思うように使えない方を対象にしてます。もっとも、初心者パソコン講習には、他にもいろいろあります。でも、宮城UPの地域講習は、ちょっと違うのです。


地域で定期的に開催
 宮城UPの地域講習は、だいたい同じ場所で決まった時間に、定期的に開催されます。原則として数ヶ月から1年以上続きます。普通のパソコン講習は、2時間を12日とか、4時間を6日とか決まって終了しますよね。でも、宮城UPは違います。「何かやりたいことがあったら、できるまで学ぶ」というのを、目標にしています。定期開催なら、「この曜日に、あそこにいけば、パソコンについて聞くことができる」ってなるわけです。つまり、自分の地域に「パソコンでちょっとわからないことを聞くことができる場所がある」ってことですね。


本当に生活の場面で使えるように
 もうひとつの特徴は、カリキュラムです。実はテキストの作り方もとてもおもしろいので、また書きますが、宮城UPでは市販のテキストは用いていません。受講生の方の希望に応えられるような、いくつかのテキストを、旅行のガイドブックのように組み合わせて選べるカリキュラムを用意しています。未だにパソコン講習では、たとえばワープロ講習なら、MS-Wordの市販のテキスト1冊が与えられて、それが終わったら講習も終了っていうのがあります。でもよく考えてみると、別にワープロがやりたいんじゃないですよね? 私は年賀状がやりたい。私は旅行日記、私は夕食のレシピ集など、人によって違うわけです。ワープロ講習だけでは、本当に生活の場面でパソコンが使えるようにはならず、「講習で久しぶりにパソコンにさわりました」「講習が終わったらパソコンさわる機会がなくて忘れちゃった」なんてことになっちゃうんじゃないか。そういう経験がある方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。自分がやりたいことが具体的にパソコンでできるようになる、生活の場面で本当に役立つカリキュラムをめざしています。

お茶を飲みながらゆっくりと
 最後に忘れちゃいけないのは、宮城UPの講習はだいたいが「お茶を飲みながらやる」ってことです。中にはお昼ご飯を持ち寄ったり、出前を取ったりしてる会場もあります。これって、実施する方は結構大変なんです。だって、市役所や学習センターなどにあるパソコン室って、たいてい飲食禁止なんですよ。精密機械なので水気厳禁!ですから。でも、こだわってます。お茶を飲みながら、おしゃべりをしながら、リラックスしてゆっくり自分のペースでやることが、小難しいパソコンを身につける早道であると、考えているからです。

「授業」ではなく、「学ぶ場」づくり
 宮城UPは、パソコンの「授業」がやりたいわけではありません。身近な地域での「学ぶ場」づくりがしたいのです。なので、こういった特徴を出しています。もし「そんな講習ありなのかな?」って興味をお持ちなら、ぜひお近くの会場で体験してみませんか? もちろんノートパソコンを用意してますし、テキストも当日数百円で買えますから、手ぶらで来ていただいてかまいません。自分のパソコンを持参することもできます。ぜひ、おしゃべりするつもりでいらしてください。ITの世界への第一歩は、結構気楽に踏み出せます。案ずるより産むが早し。そういった“場づくり”を、これからもお手伝いしていきます