令和7年5月16日、南三陸町において県主催による枝もの用クロマツ播種作業研修会が開催されました。
研修会には、宮城県クロマツ研究会、県関係者等、20人ほどが参加しました。
南三陸町で枝もの用クロマツの生産に取り組んでいる株式会社Pine Proの後藤社長が講師となり、今年の播種作業について説明を行った後、播種作業の実演を行いました。
昨年は、溝掘、播種、覆土を一工程で行えるエンジン付き播種機を使用しましたが、出芽が良くなかったことから、今年は播種前に播種床を鎮圧し、その後電動播種機で播種した後、覆土を行っていました。
また、秋田県でクロマツ栽培に取り組んでいる生産者も参加し、秋田県での取組内容の他に、出芽率を上げるには鎮圧が重要である旨の話がありました。
参加した会員は播種作業を真剣に見学したほか、実際に播種機を操作しながら、後藤社長等と情報交換を行っていました。
普及センターでは、枝もの用クロマツ生産を拡大に向け、引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606