元素人催眠術師のブログ

元素人催眠術師のブログ

2022年に催眠術や気功などに嫌気が差して引退した元催眠術師のブログ。過去の活動や考えたことを話します。現在は学校入学や資格取得などを目指して再スタート中です。

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答えは簡単です。
 
あなたの大切な家族やパートナー、友人たちはあなたが信じているものの価値を個人や今までの経験や学んできたことから見たり考えたりしても理解できておらず、ハマっている本人との正常な会話が難しくなることで、恐怖を感じて必死で止めようとしているからです。もとの状態に戻ってほしい。笑って自分たちと話したり日常生活を送っていたときのように過ごしたりしてほしいと願っています。
 

 

 
最近、ネットサーフィンやオンラインショッピング、SNSなどを利用していると信じて大丈夫なのかわからない(日常生活に支障が出ないのか)破壊的なカルト宗教じみた不安なコンテンツや広告などを見かけることがあります。そのコンテンツや広告のなかには「無料配布! 」や「セミナーのご案内」「某SNSでの有益な情報提供」などの集客が目的のものを目にすることもあります。類のコンテンツを信じようと試みるユーザーにとっては『これって信じていいものなのだろうか? 』と不安がつのるのも当然です。実際に以下の記事に書かれている通り、これらのコンテンツは現在も人気が続いているそうです。(これらのコンテンツに振り回され捨てられた挙句、精神科で薬が処方されることになった被害者のことを思うと心が痛いですし、ヒーリング、気功、占い系のコンテンツに関しては現在、怨恨の対象になっています)霊感商法に対するルールが変わってきたものの、まだ消費者の心の中では「心の寄り添う場所さがし」として、こうしたコンテンツに自ら足を踏み入れているのが現状といったところなのでしょうか。疑似科学やスピリチュアルにはまっていた僕からすれば、そのように感じてしまいます。
 
 

このようなコンテンツに依存すると、それが人生の軸を左右するかのように、抜け出せない(辞めらない)ケースがあります。例えば、怪しい組織などが提供しているサービスを体験することで変化の偶然が重なり、それを本気で信じ込んでしまい、日常生活に支障をきたす可能性があります。毎日、占ってもらわないと行動ができない、(何かをスタートするときに成功例の調査や検証準備など行わず最初から占いに頼る など)お祈りやヒーリングなどしない生きていけないといった危険な状態です。本人がそれに没頭しているなかで、第三者の他人や正常な判断ができる身内、従来のあなたを知っている人からすれば、非常に違和感や不安・恐怖を感じてしまうものです。

「あの子どうしたの? 」
「なんか変なネットのサービスにハマって毎日こんなこといってるよ」
「人が変わってみたい」
「段々おかしくなってない? めっちゃ心配」

また、類のコンテンツに依存することによる金銭の搾取や選択の放棄(思考停止や教祖や占い師に自分の進路の設計から構築、決定まですべて委ねること)についても問題視しなければなりません。ですから、心配して家族・友人、パートナーが依存しないように全力で止めようと説得します。

 

 

また、それらのサービスを利用したことにより

 

「自分の人生が変わったから、それに頼ろうとする家族やパートナーを信じられない」

「この価値を理解できない周りの人たちはもったいない」

「信じている私たちはみんな仲間、それ以外の人たちは悲しい人たち」

(破壊的なカルト宗教や組織によっては”悪魔や天使”、”選ばれし者や下民”などの表現が用いられることがありますが、本質的なシステムとしては基本的には同じ)

 

と考え始め、それに依存するようになります。毎日、どこでもそのことにしか考えられなくなってしまいます。しかし、過去にスピリチュアルや疑似科学などへの依存を経験した僕としては、その状態は大変危険な状態であると考えています。なぜなら、コンテンツが日常生活よりも最優先であるため、すべてを教祖や教義の教えを軸として動いていると考えるようになるからです。つまり、レンズにフィルターが貼り付けられた眼鏡をかけている状態と同じで、もともとの落ち着いた状態を取り戻せなくなると一般的な考えからだいぶズレることや異常な行動をとる危険性も考えられます。これは、僕だけの話ではなく、破壊的なカルト組織から距離を取った方にも、『同じ感覚だった』とお話を聞いているので多くの経験をしてきた人たちが感じるものなのだと思います。そして、これらの状態を世間では、教祖にマインドコントロールされていると言ったり選民思想に憑りつかれてしまったと言ったりもします。

 

 

現状、確証が得られない所謂゛目に見えないもの”のコンテンツの裏には、精神的な依存と支配そして金銭のやり取りが潜んでいます。場所やグループによっても異なりますが、鑑定という名で通すこともあれば、ヒーリングや癒し・セミナーといった名目で受講者と金銭的なやり取りを行います。時間が経つにつれて、悪質なカルト組織の場合、依存と恐怖的支配や選民的教育による金銭な搾取並びに精神的な搾取が待ち構えています。(すべてそうではありませんが)また、単なる金銭の搾取、政治的・社会的な影響を与えることが目的である場合もあります。最終的には他者の幸せや改善を願ういうよりも裏に潜む非倫理的な活動や現実社会への排除の目的が強く出ることもあるため、失う金銭や時間の方が多くなります。怪しいコンテンツに依存してしまい教祖の言いなりになってしまったことの被害を訴える人や後悔する人たちも多くいるわけですから、当然、問題視されたり注意喚起が出回るのは理解できるはずです。

 

 

家族や友人、パートナーの立場からすれば、あなたがよくわからない他人に依存して金銭トラブルを起こしたり破壊的カルト組織の一員になり上層部までに上り詰め搾取されていた側から搾取する側に回って新たに被害者を生みだしたり政治的な危険な活動家に変えられたりされたくないと願っています。もし、問題が発生すれば以前の人間関係や生活の状態まで修正することが難しく、いまよりも多くのものを失うでしょう。そして、社会への復帰も難しくなる可能性も考えられます。ですから、できるだけ失敗やトラブルに遭わせたくないという家族や友人のパートナーの想いがあります。

 

ある程度活動して抜けた後は地獄で、もといた破壊的なカルト組織側やアンチカルト・アンチスピリチュアル側の人々からも後ろ指を指されることを覚悟しなければなりません。カルト側からは゛裏切り者“や゛落ちこぼれ”などとコミュニティ内で言われ、アンチカルト側からはもともと活動していたという理由で攻撃対象(議論の際に元メンバーであるため攻撃的な詰められるなど)にされるなど肩身が狭い状態で過ごさなければならないからです。これは、僕自身の体験でもあり、カルトを抜けてすぐの人は同じ経験をしている人も多いことだと思われます。この感覚は、抜けて一般社会に戻ってきた体験者にしか理解しがたいものであり、コンテンツにハマっている人に対して説得の文章として書き起こすのは難しいかもしれません。しかし、当人も被害者であり加害者であるという事実があり、破壊的なカルトの恐ろしいシステムでもあります。

 

家族やパートナーとしてはこの感覚をあなたには起こしたくはないと本気で心配をしています。

ですから、あなたを本気で心配して必死で止めようとするのです。

 

破壊的なカルトを抜けたその後

僕の話をさせてください。

ちなみに、僕自身は破壊的なカルト組織が開催するセミナーにて「これから世界が変わるから転職をして稼ぐなら今がチャンスだ! 」と組織の上層部の幹部に言われ、働いていた仕事を辞めて組織に入りメンバーとして活動を始めました。本来は無理に辞めなくてもよかった仕事も辞めてしまいました。つまり、この退職は将来の不安と社会の混乱、周囲のパニック、カルト組織での希望という餌が重なったものです。

(しかし、感染症のパニックの時期は一時的なものでした)

 

また、破壊的なカルト脱出後の社会復帰の際には、僕にとって過去の活動が障害になりました。社会復帰後の再就職活動では、まず初めに退職した元職場に対して謝罪と再雇用のお願いの連絡を入れました。一度目は、話を聞いてもらえず、定員オーバーだと丁重に御断りさせられました。二度目は、僕の話を真剣に聞いてくれましたが、謝罪は受け入れてもらえず「戻ってもいいが以前のように戦力外でしか働かせることができないがそれでも構わないか? 」と提案されました。企業側と議論や交渉を重ねた結果、どうやら自分の感覚ですが元職場の責任者が僕を怖がっているようにも感じました。それを感じた途端、これ以上のコミュニケーションをとることは控えた方がいいと考え、いまでは連絡することを辞めています。職場や従業員にも迷惑をかけてはならないと思ったからです。受け入れてもらえるかもと考えた自分が本当に愚かでした。周りを巻き込んでいるわけですから......それは許されることではありません。後に精神科で薬を処方された被害者の方のお世話をしなければならないため、新規の短期のアルバイトにも入りましたが、新しい職場でも破壊的なカルト絡みの経験が指摘されることがありトラブルもありました。当時、破壊的なカルトに関連するニュースも連日報道されていたため、僕に対する評価や印象は大きく下がりました。他の従業員の態度も徐々に変わってしまったため、迷惑をかけても申し訳ないと思い、渋々早期退職するしかありませんでした。

 

このように、目に見えない存在の証明しずらいものにハマり上層部と関係を持ってしまうことで、どんどんと現在の状態から依存と搾取に頼るように抜け出せられないサイクルにハマり人間関係や時間・判断能力・金銭を失います。抜けた後も復帰するときも苦しみを味わいます。もともとの自分を破壊的なカルトに破壊されれば、どんどん組織や教祖を頼ることになりますから、「私の居場所はここしかない」と思うようになり、平気で非倫理的な行動も始める恐れがあります。もし、そうなってしまえば、怪しいコンテンツと教祖にハマりながら平気で他者を精神的に傷つけたり不幸にさせりする可能性もありますので被害者である自分も加害者という立場に変わってしまいます。「怪しいものにハマると友達が離れていくよ」という警告を聞くことがありますが、その通りで、コンテンツにハマって非倫理的な行動をしているときは『世の中が間違っていてこの小規模の組織に真理がある』といった勘違いを引き起こしてしまってはあなたを助けることが難しくなってしまいます。

 

もう、家族や大切なパートナーはあなたが依存する最初の段階、そして抜けた最初しか助けてあげることができません。怪しいコンテンツにハマっている依存中はハマっている人に何も言っても彼らには響きません。反対に「○○のヒーラーや占い師は正しいんだ! なんで信じてくれないんだ!
 」と攻撃的になります。

 

そう、いまあなたが思っていることのように。

 

仲間づくりは慎重に

あなたのことを必死で止めてくれる今の家族やパートナーと友達は、とても大切な仲間だと僕は思います。見知らぬ人やまだ知り合ってもまもない素性のわからないあなたの弱みに付け込もうと話を聞いてくる人間は、何か利益を求めようとしてきます。すぐにではなく、今後。つまり、投資といった形で徐々に信頼関係を結ぼうと近寄ってくるのです。そして、あなたの大切な家族やパートナーを間接的に切り離そうとしてきたり反社会的な思想を植え付けてきたり、陰謀論を使って恐怖に陥れ架空のパニックと安心を生みだりしたりします。家族やパートナーと友人は例外を除いてそのようなことはあまりしませんし、あなたのことを失いたくない、いつも通り笑っていて好きに日常生活を送ってほしいと大切に思っています。
 

こうした類のハマることの入り口は、『孤独であること』の依存先がないことや『将来や現状の不安』『何者かになりたい』などといった我欲を餌に近寄ってきます。カルト系の組織は営業が上手いですよね。お客様を知り尽くしていると感じます。そこまで洗脳できる能力があれば普通に働いて誰かを幸せにできる技術製品などをいろいろなところに流通させて社会をより良い方向へ変えてほしいのですが... なぜ、よくわからない類のコンテンツを売りに出すようになるのか.... いまの僕には理解できません。前述のような人を引き込み、ハマらせて抜け出せないようにして、甘い言葉の裏には回数を重ねた搾取があります。本当に何者かになれるのならばいいのですが、とても難しいと思います。このような道のりは長期的なもので短期的なものではありません。運やタイミングなどの問題もあります。あいだにも高額な金銭の搾取や非倫理的な行動、個人的な屈辱、教祖の人間の暴走および信者に対する飴と鞭が待っています。抗議すると鼻で笑われ「あなたが悪い」と言われる。我慢したり本気で向きあったりしようとすると攻撃され、怒り狂って現状の改善を訴えると『スラップ訴訟』や『精神的な攻撃』を武器に脅しをかけてくる。

 

夢が地獄へと変わります。

 

地獄の出口に出たとしても、元信者の嫌がらせや攻撃、かつての周囲の人間関係の崩壊。無視や逆恨み。ストレスなどなど。相手に操作され見えないものにハマり裏切って代償はかなり大きいものです。

 

それを家族やパートナーや友人は、すべてを知らなくても、将来そうなるかもしれないことを心から心配しています。

 

そのまま、その道に進みますか? いまの僕のみたいになりますか?
 

こうしてあなたを僕と同じ状態にさせたくないと想ってこのブログを書いています。

ちなみに、この記事を書いている僕は何も利益なども生みません。生み出せません。

 

あるのは後悔と過去の自分と目に見えないコンテンツに対する怨みだけです。

そして、他の人に同じ経験をさせたくない心配があります。

 

最後に、僕のこれら類のコンテンツに対する気持ちを代弁してくれている曲があるので紹介しておきます。

 

もう、大切な友達が破壊的なカルトや怪しいコンテンツにはまるところを大人しく見届けたくはないよ。