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元素人催眠術師のブログ

2022年に催眠術や気功などに嫌気が差して引退した元催眠術師のブログ。過去の活動や考えたことを話します。現在は学校入学や資格取得などを目指して再スタート中です。

無資格の野良心理職(素人催眠術師)を引退して今日で1年がたちました。

 

1年前、教義の内容を信じて見えない課題に取り組んではいたものの、ますます、被害者の方の状況が悪くなる一方で、最終的に゛教義そのもの”に疑いを持った引退間際でした。SNSのダイレクトメッセージには、「セミナーであの人の話を聞いていたけどまったくできない。だから、丁寧に教えてくれた、あなたならできる方法を解決できるかも」というような本気で縋るような内容を読み返してみたりセミナーでの相談を受けたことを振り返り、自分自身も同じ悩みを抱えながら教義を100%できるものにしようと努めていました。正直、本気で誰かの役に立ちたい思いながら思っていたため、それが逆効果になっていたこと。いまでも心が痛みます。さまざまな難題が降りかかるなか、教義の内容と被害者の方たちの相談が限界に達したとき「私には解決できないかも」という不安に憑りつかれます。結果、当然ではありますが、解決できませんでした。私は、心理学系の大学には入学もしていませんし卒業もしていません。そして、資格も持っていません。ましてや、「講師やカウンセラーにならないか? 」とセミナーで誘われて一度は断って悩んだものの、サポートがあるような周囲の楽しさもあって入ってしまったこともあり、過度に信用してしまいその立場に立ってしまいました。(もしかすると、一部の被害者の方も同じようにスカウトを受けた経験があるかもしれません)もちろん、私も後にほかの方を誘っていることもあり、とても悪いことをしたと感じています。非常に無知であり、コロナ鍋ではあったものの真剣に見極めなければならければならず、それができませんでした。非常に反省しております。引退後にその道の専門家の方たちにも相談や確認をしましたが、問題があるかもしれないという答えをいただきました。

 

今は数年前に入って活動をしていたことをものすごく後悔しています。大学を出ていないこと、有資格者ではなく独学で知識を身に着けた素人であること。専門機関で訓練を受けていないこと。知識が不足していたこと。これではサポートしたり助けたりする意味がありません。なぜ、グループや業者、スカウトをした方は、高卒の私にそれを教えていただけなかったのか? 疑問が残ります。そして、万が一業務中において問題が発生した際、完全なサポートができません。改めて、アマゾンレビューで書かれた内容がごもっともな意見だと感じます。また、活動時代に匿名でブログに書かれた「あなたはもっと精神以外の体やサポートの勉強をしたほうがいい」というコメント。改めて振り返ると、とても重要であると痛感します。それの指摘が欠けていたグループ体制や問題が起きたら逃げるといった一部セミナーにおいての同業者の発言...改善すべき課題の多いところと2年間一緒に過ごしていたなと... 私も過去に問題を同業者に相談しましたが、放棄されたこともありましたし、反対に忙しかったり知識が足りない理由で相談や依頼を放棄してしまったこともありました。これが、無資格の現状であり、素人による危険なところでもあります。ただ、気功ができる催眠術ができる、かけただけ、できるだけでスタートということではありません。ですので、ほかの学会などでは、厳しい審査や資格が必要であるということを理解させられます。

 

もちろん、資格の保有しない者が同様の資格を保有しない素人を受け入れる体制の場合、問題が発生した際のサポートもできなくなるのは当然です。おそらくではありますが、これは私だけではないと思います。ほかの方たちも、資格や学歴を否定している人たちもなかにはいるわけですから、同じように「資格や学歴は関係がない」と言われて誘われて入ったセミナーの受講生もいるはずです。教義に対応する範囲が増えれば増えるほど、金銭的な面では増えるかもしれません。しかし、それに伴い、相応の問題の対処が求められると考えます。扱うのは精神、その人の人生や体に関わることですから、教育体制もお金ではなく精神的サポートや専門機関との連携が完全に構築されてから、ようやくスタートなのだと私は考えています。

(素人の私が言える立場ではないこと十分に熟知しております)

そうでなければ、問題が起きた際、提供する側もされる側も問題解決ができない状態が続き、結果、動いているのはセッション代や相談料という゛金銭のみ”です。

 

クライアント側が

「いつになったら終わるんだ! 」

「もう信用にならない」

「もう助けを借りたくない」

「効果がない」

「きちんとした医療機関を受けたい」

 

と限界を示したとき

 

「侵害だ! 」

「誹謗中傷だ! 」

「悪口を言うな! 」

「甘えるな! 子供だろ」

「いう通りにしろ! 」

「裁判だ! 」

 

というのは自由ですが、相談者であるクライアントや問題解決者は本気で信用していたわけで、大変な状況を改善をお願いしたくて頼ったわけですから、問題の見えない課題や提供したものの解決ができなければ、トラブルになるのは当然のことではあります。訓練や資格がないサポートなしの体制である以上、人を傷つける可能もあります。それが恐ろしく、私も過去にスピリチュアルや都市伝説陰謀論系には多く見かけます。「あなたは○○なので病気だろ?」と言われることもありました。ファクトチェックできる専門家の監修がない状態で、災害や政治、命に関わることを述べているものも多く、もし問題(コンテンツによって受けたパニックによる引っ越しや自殺など)が起きたらどのように責任を取るのでしょうか? 素人の私たちやそのような体制では難しいと思います。現在の私であれば、そういったことはできるだけ避けますし、話が進めばまず探すのは人ではなく、協力をしていただける専門家の方です。今回は、被害者の方とともに精神科や専門の機関に駆け込んだことによって落ち着きましたが、あのまま教義の理論で進行していたら死んでいたかもしれません。

 

なぜ? 訓練機関があるのか、資格の制度が必要になるのか? 今回のことで良くわかりました。

 

おそらく、私は関わってきた一部の人たちからは恨まれていると思います。他の件での被害者の方からの話を聞くと、それによっての憎悪を感じている方が多く、彼らは本当に心から信じていたのだなと感じました。私自身の過去の参考にした活動を振り返るとひどく当たってしまった人たちに関しましては大変申し訳なく感じます。まだ解決に至っていないこともあり話したいけど話せないこともあり残念な気持ちです。いろいろな機関にも相談しましたが、あまり進んでいないようにも感じます。どう、この気持ちを伝えればよいのか... 

 

また、相談に応じていただいた協力者の方ご協力のもと、少しずつではございますが、被害者の方とともに問題解決に向き合うことができました。少しずつ前に進めているように感じます。感謝しきれない気持ちでいっぱいです。

 

引退から1年。たくさんの方の協力や話し合いより、落ち着きを取り戻せました。そして、引退してから1年。無資格の怖さや危険性、無知や教育不足が招いたトラブル。専門家の方のお話や数名の被害者の方のお話や変わりゆく参加者たちを客観的な目で見ることができ、学生時代頃の聞いた注意の内容をよく理解できたと感じます。

 

まだ、活動できている方たちは、私の予想でしかありませんが、トラブルを何とかしてなんとか回避したり放棄してきたりしたので活動ができているのかもしれません。私は、そこまでのリスクを取ってクライアント様からお金をいただきたいとは思いませんし、そのようなリスクを取るのであれば真面目に生きていたほうがいいと考えます。場合によっては有資格者から問題視されることもありますし、自分たちが本気であるのなら有資格者や研究機関に認められるよう話し合いに持ち込んだり協力を頼むなど普通するわけであって否定や攻撃をするようなことはしないのですから...