[ロンドン 23日 ロイター]  23日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロールミタル<ISPA.AS>が、景気減速の影響を受け、350億ドル規模の業務拡大計画を見直していると報じた。
 FTによると、アルセロールミタルは、成長戦略は「これまで通り変更はない」としながらも、金融混乱の影響で、さまざまな計画について優先順位の見直しを迫られている、との考えを示した。
 業務拡大計画の変更に関する具体的な内容については言及を避けたものの、早い時期に計画されていた投資が先送りされる可能性がある、としている。





各種資源価格の急激な下落。

その象徴が原油と並んで鉄。


鉄鋼大手3社が次々と減産を発表している。

日本メーカーは高級鋼材を得意としているが、その一番のお客さんは高い技術水準を要求される自動車産業。

トヨタは広告宣伝費を10%削減するとしている。企業成長段階において広告宣伝戦略は異なるが、成熟したトヨタではどの程度の広告宣伝が需要に反応するかというデータを持っているはずだ。


同じように海外鉄鋼メーカーも需要予測を下方修正したもよう。


ただ、鉄鋼メーカーは各国の産業政策にもとづき各地域単位で事業が展開される。

記事の最大手のミタルにおいても、市場の1割しかにぎれておらず乱立状態。


一方、鉱山メーカーは産地が限定される影響もあり、全世界の生産量7~8割を3社が占める寡占状態にある。

そのため、鉄鉱石の価格はコントロールされやすく、川上と川下の圧力にさらされる鉄鋼メーカーの淘汰が行われるだけなのかなと思う。


ロイターの記事より、初めてミタルのロゴマークを知りました。