ヒト・モノ・カネ
経済の実態を見る上で注目する点である。
内、カネとモノ、カネとヒトの関係を見る上で大事なのは、物価という指標。
いま、日本でも世界でも、インフレに対する警戒感が強い。
インフレ率の幅により、次に分類される。
1.クリーピングインフレ
2.ギャッピングインフレ
3.ハイパーインフレ
1→2→3の順でインフレ率は高くなり、経済への影響も大きくなる。
原因により分類すると次のとおりとなる。
ⅰ.ディマンドプル型
消費および投資に対する需要により、インフレ期待が高まり物価を押し上げる。
良いインフレとも呼ばれることがある。
ⅱ.コストプッシュ型
生産要素の費用の上昇につられて、財・サービスの価格が押し上げれられる。
悪いインフレとも呼ばれる。
日本国内に限ってみれば、人口動態的に消費需要が縮小し、労働分配率も高まらない中で、海外の資源高により、生産費用が上昇するコストプッシュ型。
一方、世界全体に目を転じてみると、人口増とグローバル化による経済の成長・発展により、ミドルクラスの厚みが増し、富裕層が増加した結果、消費需要が急激に高まり、資源国を中心に展開されるディマンドプル型。
現在、資源国と呼ばれているのは、今まで途上国と呼ばれていたところが多い。
その逆、先進国と呼ばれている国のひとつが日本だ。
インフレをつぶすと、資源高の恩恵を受けている途上国の反発を受けるが、
放っておけば、GDPのおよそ半分を占めるG7の経済を痛めつける。
最終的には、各国のつなひきになるのだろうが、その諍いの犠牲になる人達もいる。
1日1ドル以下で生活しているいわれているヒトが、世界人口の6分の1、10億人に及ぶと言われている。
その人たちはいずれにしても、泥をかぶるわけだ。
皆が等しく、近代化した経済の発展の恩恵にあずかれるわけではないのは、なんともはがゆい。