どこかのお店の安売り文句ではないですよ。


またまた、ガソリンの値上げがあった。

前回の税金のごたごたでマヒした感じではあるが、やはりオカシイ。


12世紀以降、大航海時代の幕開けに伴い、世界は一体化していった。

当時の新世界、南米などからの銀の流入が、銀貨の下落と物価の上昇をともない、

西ヨーロッパにおいて資本家の台頭を促し、小麦などの食料を中心とした商業を発展させていった。

人類史上初めてのバブルも発生している。

一方で、東ヨーロッパは西ヨーロッパに対して穀物を供給するための荘園制が発達し、

より封建的な社会となった。

しかし、東ヨーロッパの伝統的な地域には資本が蓄積せず、荘園領主などは没落していく。


つまり、新旧の交代というわけだが、この状態は現代に似ていないだろうか。

技術革新の結果、世界の情報はすぐかけめぐり、

物資は緻密に構築されたネットワークに従い運搬される。


中国やインドなどの勃興する途上国に富が流入し、貨幣価値の堕落と物価の上昇をともない、

世界をひとつにしていく。


ハイテク製品は高度情報か社会の中で、即時に大量の工業製品が製造されるシステムのために相対的に取引価値を落とし、コモディティ化し、

一方で、かつてコモディティと呼ばれ穀物や鉱山資源などの従来は低廉な価格で取引されて社会基盤の形成をしたきた原料が、人口増と経済発展のために大幅な需要増をもたらし希少財に変わる。


そのような中、日本の産業社会は資源をもたず、技術をもとに高度な工業製品による発達を遂げた国である。

ゆえに、これからの時代、持たぬことが非常にリスクとなってくる。


技術力では、たしかに日本企業の一日の長があるが、その技術による価値の創造が、日本を豊かにするかどうかということに関してはムズカシイ。

かつての増大する消費需要に対し設備投資が設備投資を生み国内経済が膨らむ図式と違い、

GDPの寄与度が大きくなってきた輸出入の国内への波及効果は限定される。


それの最たるものが、冒頭のガソリンだ。

値上がりで苦しむのは輸入国であって、

値上がり分の恩恵を享受するのは産油国であって日本ではない。


大きな時代の変化。

西ヨーロッパのように大きく躍進するのか、東ヨーロッパのように没落していくのか。

今がその分かれ目なのかなと思ってしまう。