こんにちは。


今日は涼しいですね。
熱中症の心配がなさそうなので、少し散歩の距離を伸ばしました。

家から10分くらいの場所を歩いていたら、向かいからベビーカーを押している若いママが歩いてきました。
観光のお客さんかな?と思ったけど、向こうが「みやこさん!」と声をかけてきました。

散歩していたのは島の子でした。
2つ歳下の後輩で、島の外にお嫁に行った子です。


「みやこさん、大丈夫ですか?
もう調子はいいんですか?」

その子はそう聞いてきました。


あ、死産のこと知ってるんだ…と思いました。


やっぱり狭い島ですし私の意思に関係なく広まっているんですよね。
田舎だし閉ざされた環境だしそれは仕方ないことだと思います。
でもあんまり触れてほしくはない話題…。


「うん、ぼちぼちだよ。
〇〇ちゃんは赤ちゃんいつ産まれたの?」

「5月下旬に産まれたばっかりなんですよ。
里帰り出産してたんですけど、週末にあっちへ戻ります」


死産のことは話したくなかったので後輩の赤ちゃんの話題に移したつもりだったんですが、思わぬ答えが。

5月といえばぴよちゃんの出産予定日です。
なんだかズーンときてしまいました。

ぴよちゃんも予定通り産まれて元気に育っていたらこれくらいだったのかーと思ってしまって。


「抱っこしてみてください」なんて言われたらどうしよう…と思ったのですが、後輩も気を使ってくれたんでしょうね。
少しだけ会話したあと「そろそろ沐浴の時間なんで、それじゃ」と言って早々と会話を切り上げてくれました。

でも最後に、

「思ったより元気そうで安心しました!」

と。



「ぜんぜん元気じゃないよ」と言いたかった。
「赤ちゃん死んじゃったのに元気なわけないでしょ」って。
「気を使わせたくないから平気なフリしてるだけだよ」って。


死産からもうじき半年。
周りからしたら「もう半年」だし、私が元気を装っていたら「元気になったね」と思うのも当たり前ですよね。

自分でも思います。
抗うつ剤のおかげで最悪の状態からは抜け出せたなーって。
いちばん落ち込んでいた時よりはいくぶんか明るくなれているなーと感じます。



でも、なんというか…
人に言われると「そんなわけないでしょ」と思ってしまいます。


うーん…

変に気を使われたくなくて、元気に見せたいから、元気なふりをしているのにな。
「元気でよかった」と言われてムッときてしまうなんて矛盾してますね。


私の赤ちゃんは死んじゃったのに、あの子は元気な赤ちゃんを産んでいる。
そういう妬みのような感情からきているのかな。



あんまり考え込むとさらに気分が落ちてしまいそうなので、考えないようにします。
お薬を飲んで少し寝ます。