「好き」と言われるたびにうれしさがこみ上げて、
「好き」と私もお返しする。
それがどうにも信頼に結びつかないのは
お互いが上面でモノを言ってるからと思った。
いつも腹のさぐりあい。
私は堂々と「さぐらせろ」というんだけど、
のぞかれたくないあの人は「そうね」と沈黙。
やっぱりかみ合わない。
「やめてやめて」
と叫ぶ私に無言で押し込む。
それが嫌であることに気付いたのは今。
その場で気づいてたら終わりだったかもね。
だから私は気付かなかった。
あの人も私をモノとして扱ってたのね。
「結婚したい」
「相手は慎重に選びたい」
じゃあ私はなんなんだろう。
「迎えに行くから」って言葉がなんだったのかよくわかんない。
ちぐはぐちぐはぐ。
ずっとちぐはぐちぐはぐ。
きっと合わないなぁと思ってた予感的中。
残念ながら何一つ積み重なったものがなかったね。
やっぱり似たモノ同士だったのね。
それに気づいてからは本当にいとしく思う。
どうか大切な「ヒト」としてもう一度出会えますように。