どんなに劣悪で酷い環境でも人間は慣れるものだ。
確かフランクルの夜と霧でそんな文章を読んだ気がする。
その通りだと思う。
最初は凄まじいストレスを感じるが、次第に慣れていく。
そんな経験はないだろうか?
週末の昼間に外に出てみると、穏やかで平和な空気を感じることができる。
一方で、あるビルのワンフロアでは激しい戦いが繰り広げられているかもしれない。
なぜこんなことを書いているのかというと、日々の仕事や会議は不確実なことが多く、何が問われるか分からない、緊張感に満ちてストレスのある環境だが、いざ自由な時間を与えられると刺激が足りなく、生活にハリがなく感じるからだ。
戦いのストレスや恐怖から逃げたい気持ちがある一方で、その刺激をどこかで求めている自分がいる。
また、ストレスや恐怖、そんなネガティブな感情もあるが、成果を出せば快楽を得られる。
そのような快楽を追って男は生きていかなければならない。
村上龍的に言ってみたw
ところで、なぜ不確実性がストレスとなるのだろうか。
それは自身の能力に自信がないことに尽きる。
所属する組織で自分の能力が最も高ければ、あるいはそう信じているなら己の好きな道を進めばいいからだ。
なので力をつけ続けなければならない。