1955年アメリカ作品。
▼ Timoseさんによる写真ACからの写真
舞台は紅葉がきれいな田舎の村。
山は禁猟区。
子どもがおもちゃを持って小さな山に来た。
銃声が聞こえ、その先にスーツを着た男性が倒れていた。
ワイルズ船長が銃を持ちながら歩いて来て、男性を見かけ「私がやったのか?この辺じゃ見かけない男だな」
埋めようと思って、足を引っ張っていた時、グレイブリーというご婦人が現れた。
船長「目をつぶってください。このことは誰にも言わないでください」
グレイブリー「黙ってるわ」
船長「もう行って、共犯者にされる」
グレイブリーは、船長の優しさにうれしくなり、船長を午後にお茶とマフィンを食べに誘った。
最初の子どもが母親を連れて来たので、船長が木陰に隠れていた。
ロジャース親子だった。「ママこっちだ」
母親は「ハリー、こんな姿になって」
悲しむ様子もなく、下りて行った。
医者が本を読みながら歩いて来た。
船長は独り言「次々やってくるな。まるで観光名所だ」医者はハリーに気づかず、つまづいた。
船長の独り言「こりゃ世界中の人もやってくるな」
流れ者がやって来て、靴を盗んで、はな歌を歌って下りて行った。
ふもとの村では、画家のマーロウが、売店のウイッギーの店に来た。
絵の販売を店に委託しているが、この日も絵は売れてない。
ウイッギーの息子は保安官代理で、逮捕するとお金が入る歩合制。
グレイブリーがウイッギーの店に来て、お客が来るからとコーヒーカップを買った。
マーロウは、グレイブリーの髪を切ることにした。
車で紳士が絵を見にきたが、マーロウは相手にしなかったので、絵が売れるチャンスを逃した。
マーロウは山で絵を描き始めた。
死体を見つけて、顔を描き始めた。
船長と会って、マーロウは通報すると言った。
ロジャース親子が通報しないでいたら、黙っていると言って、船長を安心させた。
船長がグレイブリーの家に行くことを言ったら、マーロウは驚いて「あんたが最初だぞ、彼女の家に入るのは」
また医者が来て、死体につまづいた。
医者「これは失礼」と死体に声かけて下りて行った。
マーロウ「あの医者には診て貰わん」
マーロウはロジャースの家に来て、カエルを見せた。
アーニーの持つ死んだウサギと交換した。
マーロウはアーニーの母親に一目惚れした。
名前はジェニファー、「ハリーは私の夫よ」
ハリーは2人目の旦那で、1人目の旦那が亡くなった時に結婚したという。
しかし、夜に帰って来なかったので、実家で暮らした。
ハリーは星占いで決めるような男だった。
船長がマフィンを食べにグレイブリーの家に来た。
アーニーがうさぎを持ってやって来た。
グレイブリーはアーニーにマフィンをあげた。
グレイブリー「彼には地中が一番」
画家と船長はシャベルを持って山へ。
マーロウ「ついでにあんたのも掘るか」
船長「今度にしておくよ」
マーロウは船長に、グレイブリーが店に来たことを打ち明けた。
船長はハッとした「撃ったのは3発、ハリーは撃ってない」
掘り起こした。
マーロウ「鈍器で殴られた跡だ。埋めたほうがいい」
船長「それはいかん。他人の罪を隠すなど」
また埋めた。
船長は自宅にグレイブリーを呼んだ。
グレイブリー「お誘いした理由は、私の死体を埋めてくださったから」
船長「あなたの?」
グレイブリー「ハイキング用の靴のかかとで殴ったの。妻だと言って現れて、すごい力で茂みに連れ込まれたの。私は逃げながら、誰にも言わないと誓ったの。あなたには大きな借りができてしまったわ」
船長「ハリーのことは忘れろ」
船長とグレイブリーは、掘り起こすことにした。
マーロウはジェニファーの家
ジェニファー「あなたといると、なんだかくつろげるわ」
船長とグレイブリーがやって来た。
「カルビンに知らせて、州警察に」
ジェニファー「あんな男に大騒ぎしすぎ。わざわざ掘り起こすなんて。こうなったら好きにやって。生き返らせるのは困るけど」
船長「事が公になると君のことも公になるぞ」
4人で埋めた。
4人で山からの帰り道に、ウイッギーがやってきた。「絵を買うって」
ウイッギーの店にみんなが集まった。
金持ち「全部買いたい」
マーロウ「あなたには売れない」最初は意地悪した。
マーロウはジェニファーに「どう思う?」
ジェニファー「天才なら自分で決めて」
マーロウは金で無くて物を要求した。
「欲しい物を言うから、書いてくれ」
「季節関係なく、新鮮な苺を毎月2箱。化学セット。チンとなるレジスター。嫁入り道具が詰まった収納箱」
マーロウは、全員の欲しい物を聞いて、金持ちに伝えた。
船長「君は?」
マーロウ「そうだな」金持ちの耳元でささやいた。
金持ち「それなら簡単に用意できる」そして「明日絵を取りにくる」
マーロウはジェニファーにプロポーズした。「愛してる、結婚したい」
ジェニファー「今日自由になったばかりよ」
マーロウ「僕は自由を尊重し、愛している」
ジェニファー「突然すぎるわ、少し時間をくれる?」
保安官代理・カルビンが帰って来た。
流れ者がハリーの靴を盗んだことを供述した。
山には死体はなかったと、電話をし始めた。
マーロウが描いた死体の顔のスケッチを見つけた。
ウイッギー「新作だけど売り物ではないわ」
カルビン「この男の人相が似ている」
4人は、ジェニファーの家に来た。
ジェニファー「アニーのいい父親に」
マーロウ「申し込んだのを忘れていた」
2人はキスをした。
グレイブリー「いい眺めだわ」
船長「おめでとう」
マーロウ「ちょっと待ってくれ。この件は終わっていない。ハリーが死んだ証明をしないと」
船長「何でもするから、掘り返すのはやめてくれ」
結局は「掘ろう。警察が嗅ぎ回る前に掘らないと」
船長は「まず疑われるのは、妻。そして君(マーロウ)」
マーロウ「恋をしたのは彼の死後だ」
医者が来た。
ジェニファーの家にハリーを運んで、スーツや靴下を洗い、アイロンをかけた。
ジェニファー「生きている間にアイロンなんかかけたことなかったわ」
船長はぐったりして、急にドアが開いて驚いた
「ハリーかと思った」
カルビンが死体の絵を持ってやって来た。
4人はトランプを始め、ごまかした。
カルビン「森でこれを書いたか?死体の顔の供述がこれに似ていたんだ」
マーロウは目が開いてた顔に書き換えた。
カルビンは「証拠隠滅だ。明日の朝、警察が来る」
ジェニファーの家に医者も来た。
船長はカミングアウト「私はタグボートの船長で、海になんて出たこともない」
船長は、カルビンの車から靴を奪って来た。
医者の診断した結果では心臓発作。
ジェニファーは、これまでの経緯を医者に伝えた。
医者は「早く戻しとけ。こんな意味不明な話は25年で初めてだ」と言って帰った。
ハリーに服を着せて、同じように戻した。
4人が木の影から見張った。
前の日と同じように、アニーが来て、家に戻った。
マーロウが金持ちに要求したのは?
「ダブルベッド」
ハリーの災難は終わった。
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村人たちの自然な演技で思わず引き込まれた。
ちょっとハラハラ、ちょっとクスクスな展開。
30年前にテレビ朝日の日曜9時で放送され、会社で同期のIくんは翌日、この作品を駄作だとけなしていた。
僕的には三谷幸喜作品を見ているかのようだった。
人は亡くなっているが、事件性は無かった。
ハッピー?エンドで、見終えて爽やかな印象が残った。
7月8日には、「マーニー」が放送される。
「引き裂かれたカーテン」の記事はこちら(2020年6月30日)
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http://ameblo.jp/miyacar/entry-12607254639.html
では、明日。