私の愛する息子が2歳の時に、
私の母方の従兄弟が結婚した。
私の1つ年下の男の子。
その従兄弟は愛する息子が2歳の時に結婚するまで、毎年お盆には私の実家に遊びに来てた。
従兄弟が結婚する際、親族の祝いの会にお呼ばれした時、🌸くんは2歳で、初めて新幹線に乗った。
新幹線は2時間乗りっぱなしだから。ウロチョロしたがる🌸くんにハラハラしたけど。
そんなウロチョロしたがる🌸くんも、
ほんと、可愛いすぎ、だ。
その時恐竜さんのぬいぐるみを息子に持ってもらってたけど。ばあちゃんのキャリーバッグも待ちたがって。
満面の笑みで右手に恐竜さん、左手でキャリーバッグ引きずる🌸くんは、
まさに私の王子様、そのもの。
ほんと、あの笑みは、
可愛い極まり無い限りなよ。
今でもずっと。
🌸くんは私の王子様、だからね。
私の愛する息子が小1、の頃、だったかな。
小2かな。曖昧だけど。
従兄弟の長男はうちの子より3つ下。
その妹はうちの子より5つ下。
従兄弟は自分の下の子が車で長距離でも大丈夫な年齢になってから、子供達を連れて初めて家に遊びに来た。
息子は私の従兄弟の事、流石にその時まで忘れてたのに、またすぐ懐いてた。私の従兄弟の事を〇〇くん、って下の名で呼ぶ🌸くんはほんと、可愛すぎた。
自分より年下の、私の従兄弟の子に世話を焼きたがる🌸くんも、ほんと、可愛い過ぎるよね。
私の愛する息子が私の従兄弟に会ったのは、小1か小2の、その時が最後になってしまった。
従兄弟の子供達は去年、息子が高2の夏休みに遊びに来てくれたけど。
従兄弟のお嫁さんが去年、夏休みに叔母と子供達を連れて来てくれた。従兄弟はその時、海外赴任中で来れなかった。
一般的に、
息子のじいちゃんばあちゃんが亡くなった後に、私が亡くなる。
愛する息子が最後に1人、残される。
順縁、の、はず。
もちろん息子が結婚するまでは、私は何があっても死ぬわけにはいかなかった。
万が一、私に何かあったら、愛する息子がその先困らない様に。私の弟的存在の、その従兄弟に愛する息子の事をお願いする、はず、だった。
だったのに、ね。
逆縁、て、いう言葉。
あまり、使いたく無いけど。
私の兄と同じ、だったね。
今年の6月20日
その従兄弟の母親、私の母の妹が来てくれた。その時従兄弟はまだ海外赴任中で来れなかった。
先週の木曜日、
従兄弟が日本に帰って来れたからと、突然その週末の土日に私の家に来たがった。
私は断った。
仕事行くだけで疲れるのに。
私の土日のお休みは、
愛する息子の事だけ考えたかったから。
お嫁さんと子供達連れて来られたら、
私は気が狂いそう、だった。
従兄弟はほんとは6月に駆けつけたかったそうで。土日は1人で来るとの事だった。
結局、従兄弟の気持ちを汲んで1人で来るならと、来てもらう事にした。
その従兄弟の寝る場所で、私は母と揉めた。
息子との共通の部屋と私の寝室を仕切る引き戸。愛する息子が開けたままの引き戸。
絶対に閉めたくなかったから下のリビングで従兄弟には寝て欲しかった。
私は夜、TVと電気、消して寝れなくなったから。結局母に押し切られて、私の寝室に従兄弟を寝かせた。
私はTVが有る息子との共通の部屋で寝た。
引き戸、とうとう閉めてしまった。
愛する息子が開けたまま、にしたかった。
それだけで、ほんと、辛かった、ね。
従兄弟が息子の座る所に座らない様に、
私の座椅子を私は向かい側に置いてたのに。
母が私がトイレに行った瞬間、息子の座る所に座椅子を置き直してしまった。
先日の土曜日に新幹線で来てくれた従兄弟は、愛する私の息子がいつも座る所にそのまま座ってしまった。
そこは🌸くんの座る所、なのにね。
息子は喘息持ちで、気管支も弱かった。
その従兄弟も同じ。喘息持ちで気管支も弱い。
咳き込む従兄弟にお茶出したけど。
これは🌸くんにいつも私がしてた事。
従兄弟が来た日の晩御飯はお鍋だった。
今まで同様、隣に座ってる息子の為に、
お肉を補充したり、、じゃなくて。
息子が美味しく食べれる様に、
火の管理、、、じゃなくて。
何もしたくなかった。
隣に座ってるのは🌸くんじゃないから。
🌸くんじゃないのに。
今まで息子にしてた通り、してしまった。
結局従兄弟は2泊した。
次の日の日曜日は、近場の観光地に私の両親と行ってもらった。
その時も🌸くんのほうじ茶のペットボトルを、持って行きんちゃい、って、従兄弟に持たせてしまった。
お外の乾燥した空気で咳が出ない様に。
私が息子に今までしてた、事。
自然と身に付いてた、事。
息子を愛してる、私のいつもの行動。
🌸くんじゃないのに、また、してしまった。
だってね。
17年と9ヶ月。ずっとしてきた行動。
🌸くんを私はずっと守ってた、のにね。
つもり、、では、無くてね。
守り抜くべきだった、のにね。
ほんと、守り抜きたかった、よ。
従兄弟は観光地から帰って来て、
また私の隣に座った。
そして膝立てて座ってる私の左膝に自分のスマホを置いて、さっき行ってきた観光地の写真を見せてきた。
あー…。
🌸くんも同じ事、しよったな。。
私の左膝に、🌸くんは右肘付いたり。
私の左膝に、🌸くんが物、乗せたり。
🌸くんじゃ、無い、んよね。
🌸くんだったらどんなに良かったか。
でも従兄弟は私のお酒に付き合ってくれて。
私の愛する息子の自慢話も聞いてくれた。
いろんな話を聞いてもらえた。
のだけど。
あー…。
🌸くんがハタチ過ぎたらこうやって、
一緒にお酒、飲んだのかな、、とか。
酔っ払った私にからかわれて、🌸くん、
本気でキレちゃったから、私と一緒に晩酌せんかもな、、とか。
なんでだろね。
🌸くんがいつも座ってる所にただ従兄弟が座ってるだけなのに。
背格好も何もかも違うのに。
🌸くんじゃないのにね。
何故か私の1つ年下の従兄弟と、私の愛してやまない息子を、何故か重ねてしまった、んよね。
なんでだろね。
愛する息子が恋しいんだよね。
ね、🌸くん。
恋しいのは、当たり前、なんだよ。