おととい、市役所と商店街の有志で街づくり懇談会をしたときに、圭子さんが教えてくれた言葉。

『私は何に対しても力を出し惜しみしないの』


圭子さんは65歳。
鶴岡の名家に新潟から嫁いできた人。
ご主人と一緒に産婦人科の大きな病院を切り盛りしながら4人の男の子を立派に育て上げた人。
とってもパワフルで見た目は近寄りがたくてちょっと怖そう(ゴメンナサイ)。
うちとは分家同士で親戚だから、近しいといえばそうかも知れないけど、私はあまり接する機会がなかった人。


常に前向きで感謝の気持ちに溢れている圭子さんの話す言葉は、いろんなことを教えてくれた。



万全でないところに踏み出す勇気が必要な時があること。
走り出せば必ず助けてくれる人に出会えること。
叶うかどうかを危惧するより、夢を持って進むこと。



人生の先輩の経験から出る言葉はとっても重みがある。
だから真っ直ぐ入ってくる。




『力を出し惜しみしない』って、すごく難しいなって思った。
圭子さんは60歳近くなってそう思うようになったんだって。
一日の終わりに、『あれをやっておけばよかった、これもできたのに』って思うと悔しいって。
だから今できること、やるべきことに、すべての力を注ぐんだって。


すごいよね。
見習いたいって思った。



でも考えたら本当に難しいなって思う。
自分が今できる100%ってどうやってわかるんだろう・・
100%出し切ったってどうやってわかるんだろう・・



圭子さんはすごく多忙な人。
毎日身体はヘトヘトに疲れてるんだって。
でも心はいつも晴れやかで、毎日に満足してるんだよって言ってた。



また圭子さんの話を聞きたいな。
そしたら少しずつヒントを掴めるかもしれない。


こんな近くに素敵な女性がいてうれしいな。


せっかくいい話を聞いたんだからムダにしちゃいけない。
この先は自分で考えて、自分で学んでいかなくちゃ。


いつか圭子さんみたいに
『今すぐ死んでしまっても私は幸せ。満足だわ』って言えるようにね。