ひとりにひとつの宇宙だからね、それでいいんだけど。

 

 

【漫画】母親ではなく女を見せる義母に夫が「気持ち悪い」【前科持ちの義母と同居 Vol.82】 - エキサイトニュース(2/2) (excite.co.jp)

 

こんな人、本当にいるのね~。びっくり。でも、おもしろくって、更新が楽しみで仕方ない。

 

自我と煩悩が肥大化した人って、おもしろいわ。(近くにいるとものすごく迷惑だが)

 

まあ、なんだ、こういう人は自分を客観的に見られないというか、こういう人ほど自分が絶対正しいと信じて疑わないもんな。

 

「自分」というものを形成しているのは、過去の記憶や固定概念などなど、多岐にわたるわけですが、何度も言うように、「自分」っていうのは存在しません。

 

都合が悪ければ簡単に翻るし、逆に他人から見たらどうでもいいところで執着したり、大抵の人が「自分」っていうのは一定の固定されたなにかだと思っているけれど、観察すれば、簡単にころころ変わっているのがわかるはず。

固定された確固たる「自分」というのは存在しないのです。

 

いや、わたしこういう性格なんです。

NO。生まれつきの傾向というのはある。でも、性格も一定ではない。誰もが多重人格者です。

 

あなたは何されても全く怒らない?笑いもしない?経年変化しなかった?怒るツボ笑うツボは常に同じだった?

 

わたしは霊魂です。

NO。大きい意味での霊魂とやらはあるかもしれない。でも個人個人に霊魂がついてるわけじゃない。

六道輪廻の教えは魂とやらが転生することではなく、いま、いままさにあなたが不幸せで苦悩に満ちているのは、どのステージの地獄にいるかを解説しただけで、生まれ変わりなどありません。うまれかわる固定された「なにか」がないからです。

 

なにも信じない。とりあえず疑ってみる、これ、大事。いちばん難しいから。

だって、大抵の人は自分がいるって夢を見ているでしょ。夢を見ているときにこれは夢だと見破るのはなかなかできないですよね。

 

悟りという現象が起こるのが一番手っ取り早いのですが、これはなんでしょう、それこそ運というか、なんというか、自力では無理なわけです。(自力も他力もないのですが)注「悟り」に至ると聖人化すると思う人が山のようにいますが、「悟り」は別に性格が良くなるとかそういうことではない。

 

 

 

多少でも不幸や苦悩の連鎖から逃れたいのなら、徹底して観察することを地道に行っていくしかないわけです。

 

あの人があんなことしたからムカついた。

NO。同じことが起こっても、ムカつかない人もいるのです。

なぜ自分にそのような反応が起きたのか、探索するのです。

 

OSHOという覚者の書いた本からおもしろいと思った逸話を引用すると、これです。

 

 

ある女が夜、家の外でひざまづいて、なにかを探しているようだった。通りがかった男が尋ねた「なにをしているんです?」おんなは言った「針を探しているんです」

男が言った「どこで落としたんです?」おんなは「家のなかです」男は大笑いして、「あなたは前から変わった人だと思っていたが、それならなぜ、家のなかを捜さないのですか」女は立ち上がって言った。「これがあなたたちが普段やってることです」

 

 

起こる現象に意味はない。外側でなにか起こっていると思っているけど、実際はどこでそれは起こっている?

 

あなたは怒りたいから怒るのであって、誰かがなにかしたからじゃない。

それは確かに引き金になったかもしれない。でも、銃の引き金と銃身が一体であるように、この世界とわたしという風に分離しているわけではない。

 

 

わたしも、日本の金権政治とか日本の未来には憂いしかないし、こんなブログでも、そういうことを発信しますが、じゃあ、絶対にこうであれというものがあるわけではない。

 

日本衰退、日本という国が没落して亡くなるというストーリー展開の最中で、わたしはいちモブキャラで国を憂う派で、国を憂う派が力及ばず、日本が滅んでいったとしても、(誤解を招くかもしれないが)ぶっちゃけそれでもいいわけです。

 

だいたい、ずっと変わらないものは存在しません。

地球に勝手に線が引かれる前は、「国」という概念がなくてもご先祖は食って寝て排泄してを繰り返して生きていたのでしょうし。結局、生物なんて、食って寝て排泄して分裂するか子孫を残すってことをつづけているだけで、「社会」なんて後付けもいいところです。

 

 

自分の力でなにかが変わるとか、手に入れられるとか、友情勝利努力とか、少年ジャンプ的なものが、自我は好き。

 

実際は縁起によって変わっていくだけで、「自分」ってなにもしてないのに、なんかしたがる。(ここも誤解招くポイント)

 

 

結局みんななんだかんだ言ったって、「自分」が大好きで、「自分」が絶対正しくて、「自分」の気に入らないものは悪なんです。

 

 

これを読んでいてなんかいやな気がする、心がざわざわするってのも、自我ちゃんのせいです、笑。