弱い犬ほど良く吠える・・・
現在、新たに設計を見直ししてる340。
写真でも判る様にセンターキール中央部分を一番深く設計しています。
ミニボートに求められる要素として静止安定性能なのですが、
現在の雅丸に良く当て嵌まる格言です。
挫折に苦しみ、失望を覚えながらも前向きに進む為には弱くなってはダメ!!
吠える犬達も「本当は負けたくない」「強くなりたい」願望があるからこそ
精一杯の意地を見せているんだと思います。
自分の場合、ボート設計をしていると何度も挫かれます。
ミニボートに必要な要素・・・
ミニボートだから仕方ないという妥協は雅工房に存在しません。
ミニボートだから限界が低い。
安定性が良くない。
基本は1名乗船。
外洋でなく、穏やかな内湾で使うべきボート。
高馬力を積載出来ない。
全ての要素は過去のモノであり、
これから設計すべき者として変えていくべき常識と考えています。

前期340よりVを深く、竜骨を膨らませた基本形状です。
以前の雅340は高速域で跳ねる、横波に弾かれると云った癖がありましたが
Vキールを深く設定する事で高速域でも水を噛む。
水を噛む箇所も船の中央とすることで高速安定性を向上させる考えです。


カタラマン形状が一番好ましいんですよね!!
ですが・・・・
特にミニボートジャンルに於いて、完璧な双胴艇ほど絶対に乘りたくないデザインなんですね・・・
雅工房としては絶対に譲れないデザインがあります!
走破性に於いてシングルハルの方が優れているのは確かなんですが、
走破性を求めると静止安定が犠牲になる・・・
その答えを両立させたのが現在の形状なんです!!
ボートは全てにおいて
高速域で船体は揚力で浮き上がる。
逆に止まっている時の船体は喫水が深くなる。
要は高速域ではシングルハルと同じ走破性、止まっている時はトリマラン。
過去に4回モデルチェンジを繰り返し、実のところ皮肉な事に
3号艇が一番安定していたんですよね・・
現在の4号艇は全体の纏まりは良いけど癖がある感じです。
また設計も複雑なトランサムで製作コストも半端ないというのが廃番の理由。
5号艇revolutionは今までの集大成を組み入れて製作しています。
ただ、毎回思う事なのですが、粉まみれ、左右均等にする作業は
何度も万度も挫ける作業です。
ですが、人生最後の設計!!
中途半端に後悔はしたくないし、思う存分雅丸スケールで完成させます。
自分の信じてる格言です。
「人が想像できる事は創造出来る」
自分は何度もこの言葉に助けられています...