恐怖のサバイバル | 明けまして。MIYABIです。

恐怖のサバイバル

先日のつづき・・・




山中湖で遊覧船を楽しんで、ランチを楽しんで。

もう暑いし、屋内プール&ランつきのお宿に行こうよとなりました。



素泊まり専用だから、そんなに立派な建物は期待してなかったさ。

でも、HPはなかなか小奇麗だったけどね。


ナビが到着到着連呼してるケド

どうにもこうにも、山の中。木以外なにもない。

結局自力で、探しまくって何とか到着。



チェックインは3時から。

着いたのは2時。

入ってもいいか聞いてみようと館内へ・・・



暗っ!




最小限の照明・・・

エコエコ。エコエコ。

地球にも犬にも優しい施設なのね。


フロントのオジサンにもう部屋入っていいか聞きましたら、


「3時なので、お待ちください」

の一点張り。

プールは使ってもいいと言われたケド、

とりあえず部屋で落ち着いてからにしたかったから待つことに。



そして、宿泊料先払いというので、諸々の説明を聞く私。


幽霊、じゃないやフロントマンの説明は

とっても音量が小さく、かろうじて聞き取れるレベル。

ささやきフロントマン。


そしてささやいた




「本日、水道と電気工事の為、水道の水は出ません。

なので仮説の水が置いてありますのでそちらをお使いください。

トイレの水は、バスタブにはってあるお水をバケツに入れて流してください。

なのでお湯も使用出来なくなっております。

電気は、小型発電機を使用してますが、夜の12時で全ての電気が消えます、

懐中電灯が置いてありますので、何かあったらコレでお願いしますね。」










私   「あ。ハイ」


ライフライーーーーーーン



なんか、よくわからないケドサバイバル開始のゴングは聞こえたよ。








私達はぼんやり3時を待ちました。

あまりの衝撃に思考能力がとまってたんですね。






待ってる間、大汗をかきながら作業着のスタッフが通ります。


「201完了です」


また、通ります。


「202完了です」


アレ、あの人一人で部屋の準備っすか?

そりゃ、大変だ。


(最終的にスタッフはあともう一人いました・・・)







3時になりました。

幽霊、じゃないやフロントマンが鍵を持ってご案内。

いや本当に消え入りそうな声と動きなんですね。




部屋は思ってより普通の1ルーム。

でも、お水でない。

夜は電気もない。

扇風機は有料で500円。

もちろんそれも12時で停止。




徐々に徐々に、現実が見えてきた私達。

でも。


キャンプに来たんだよ私達。

そう思えば、逆にキレイだね!


なんてポジティブ。

人間、前を見て生きてかないとね!



気を取り直していざ、プールへ。







なんと25メートルの普通のプールっす。

もともと人間用だったんですね。

プール内には、ハワイアンが流れます。

でも、どう頑張ってもリゾート気分にはなれないのです。

そして、お水はどこからか冨士のお水長いホースで引っ張ってきてました。

なにやら、大変そうな設備で。




屋内ランへ移動。






体育館やないかーい






数々のアジリティには一切目もくれず

たーくんと鬼ごっこして遊びました。




一通り遊んだあと、外からその施設を眺めました。

屋根が落ちかけてます。



家族会議をして決めました。



帰ろう



何もムリに泊まることないじゃん。

夜、渋滞が終わった頃のんびり帰ろうと。



とりあえず荷物は置かせてもらって

夕方の涼しい湖畔を散歩、ディナー。

温泉施設で、交代で入浴。



夜9時、荷物をとりに戻ると

駐車場に車5台。

80室あると書いてあったけど・・・


館内真っ暗。


私は怖くてムリだったので

たーくん一人で荷物をとりに。


ささやきフロントマンはもういなかったので

お金は払ってあるのでそっと鍵を置いて帰ってきたそうです。








もしかしたら全て夢?

世にも奇妙な物語に来ちゃった?

私達がHPをみたところから始まってたんじゃ?

他にいたお客さんは、実は幽霊?

いや、本気でそう思っちゃったのです。





段々冷静になる私。



おかしくね?


予約のときに言わなくちゃダメでしょ?

電気と水道だよ?ものすごくマストアイテムじゃん。

むしろ、その状態で営業しなくない?


赤ちゃん連れって最初に言ったしね、私。

なのに夜真っ暗闇って!

オムツ替えるのに、懐中電灯・・・娘にお化けと間違われるわっ。

トイレ行くたびにお水をバケツって。夜中に暗闇でその作業?

ポットも使えず、もし、娘がミルクっ子だったら???






いやぁ、この夏1番の恐怖体験でした。