岡山駅西口を出て5分55秒。一斉授業と個別指導をおこなっているみやび国語塾の酒井です。
4月7日(土)から2018年度の通常授業が始まりました。途中からでも、入塾できますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。体験授業も行っております。
この記事は3分45秒で読めます。
今日は、『国語入試問題必勝法』という本を読みました。
「ほほぅ~、さすが塾の先生。時間を見つけて参考書を広げて勉強してるんですね!」
と、思って下さった方、ごめんなさい。これは、小説のタイトルです。
国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
529円
Amazon |
文庫になったのが、1990年10月ですから、ずいぶんと前の小説です。この文庫には、7つの短編小説が入っており、その中の一つがこの『国語入試問題必勝法』なのです。
私が愛用している、『クリアカラー国語便覧』の中に、この作品名が載っており、前から気になっておりましたが、今日授業準備の合間に息抜きを兼ねて、kindleで購入して読みました。
クリアカラー国語便覧
833円
Amazon |
凄腕家庭教師が、国語が苦手な生徒を指導する話なのですが、その発言がエキセントリックで、読んでいて、声を出して笑いました。
・この種の問題は、原文とは無縁の点取りゲームにすぎないんだよ。
・できる人間はこういう問題に対して、まず第一に設問に目を通す。それから、その問題に解答するためにちょっとだけ、問題文も見るわけだ。もっと修行すれば問題文を読まずに正解を出すことも不可能じゃない。
問題文を読まずに正しい選択肢を選ぶなんて、実にエキセントリックですね
家庭教師と生徒のやり取りで、こんなに面白い短編小説を作った、清水義範さんってスゴいと思います。
とても楽しませてもらいました。
この小説の中で、「出題者が受験生をどのようにして罠にはめるか」ということについて書かれていましたが、これは入試問題を解く上で参考になると思いましたので、以下に紹介します。
「大」…書かれていることよりも話の内容を大きくしたもの。問題文の内容をより大きな一般論に拡大している。
「小」…問題文の中の一部分だけを取り出したもの。文章の中に選択肢のようなことは書いてはいるが、それだけでは部分的。
「展」…問題文の論旨をもう一歩展開させたもの。本文から予想されることではあるが、本文には書いてはいない。
「外」…本文となんだかちょっとピントが外れている。
「誤」…本文と矛盾していたり、内容がおかしい。
私は授業で選択肢問題を解説する際、「本文に書いていることと同じようなことが選択肢に書いていますが、これは言い過ぎです。『必ず』とは本文に書いていません」と説明することがありますが、これなどは、まさに「大」のパターンで、ウンウンとうなづきながら読みました。
このように、ところどころは国語の問題を解く上で参考になる部分もありましたが、基本は小説ですので、「勉強のため」というよりも「息抜き」で読むことをおススメします。短編小説なのですぐ読めます。本を読み慣れておらず、「長い文章はちょっと……」という方もこれなら無理なく読めますよ。
以上、読書大好き、酒井による、本の紹介でしたそれでは、また明日アメーバブログでお会いいたしましょう。
みやび国語塾
国語科主任 酒井
みやび国語塾では、明日4月28日(土)~5月5日(土)まで、研修日や日程調整日のため、通常授業は行いません。この期間、電話やメールでご連絡いただいても、お返事は、5月6日(日)以降になります。あらかじめご了承ください。
研修日と調整日の期間
4月28日(土)~5月5日(土)
この期間は、通常授業はありません。
ぜひブログの読者になってください。
みやび国語塾 LINE@
みやび国語塾と友だちになってください!
講習会のご案内を配信いたします。
警報等による休講連絡を配信しています。
ぜひスマホからタップしてください。
または、こちらのIDを検索してください。
@ktx8964f
twitterもぜひ、フォローしてください。
「最強の国語」みやび国語塾【公式】@miyabikokugo国語と社会科担当の酒井です。4月28日(土)から5月5日(土)までは、調整日のため、みやび国語塾では通常の授業はありません。5月6日(日)から、通常どおり授業を行います。よろしくお願いいたします。
2018年05月01日 13:11
みやび国語塾のイチオシ講座
高3・既卒対象
対象:東大・京大など最難関国立大や早大などの最難関私大志望者
ハイレベル古典
水曜日 18:50~20:15
ハイレベル現代文
水曜日 20:20~21:45
多くの受験生を難関大合格へ導いた国語指導のスペシャリスト、社長の西村が担当いたします。