こんにちは、東大阪・荒本 みやび整骨院です。

昨日は、足裏の重心について、更新させていただきましたが、

豆知識でご紹介させて頂きました。

站椿功をご紹介させて頂きます。

 

まず、站椿功とは

「站椿功」の「站」とは「立つ」、「椿」とは「杭」を表しています。

「地面に打ち込まれた杭のように立ち続ける鍛錬」という意味になります。

武術関係では「立禅」とも呼ばれ、基本の修行方法とされています。

「站椿功」の基本的な行い方は以下の通りです。

 

① 肩幅を基準にして、自然に楽な歩幅で立つ。膝と腰をゆるめ、背骨を伸ばす。

膝をゆるめたとき、お尻を後ろにつき出す姿勢(出っ尻)にならないよう気をつける。

「高い椅子に腰かけること」をイメージしながら、腰を少し落とします。

 

② 大きな気のボールを両手で抱きかかえるように連想します。(見えないゴム風船や大きな木を抱くような気持ちで)。

あごを引いて、頭は空から引っ張られるようイメージする(「自分は、ハンガーにかけたられた洋服だ」と想像します)。 

         

③腕や肩の力を抜く。気のボールに手をのせるよう、また脇の下に卵を挟むようイメージする。

手首や指の間もゆるめます。
※ 最初は膝が震えたり、姿勢を長く保つのが難しいですが慣れると、下半身が安定します。

 

④ 収功を行います。(気功が終わったとき、日常の意識に戻るために行う動作のこと)。

手の動きとともに、気のボールがだんだん小さくなるようにイメージし、最後は両手を重ねて丹田(下腹部)におさめます。

 

初心者は、まず「5分間立つ」ことを目標にして、少しずつ時間を長くしていきましょう(30分間立つことができるようになると、相当な鍛錬になります)。立ち終わると、爽快感があり、気力がみなぎります。ただし、無理に立ち続けることはやめましょう。気分が悪くなったりしたら、すぐに中止してください。

 

「站椿功」の行い方については詳しく述べましたが、基本をひとことでいうと「頭のてっぺんを天から糸でつられたようにして(これで中心軸ができます)、腰幅で膝をゆるめて立つ」ということです。もちろん、この立ち方をすぐにマスターしようとあせることはありません。

 

長年の学校教育の中で「気をつけ」の姿勢になじみ親しんできた人にとっては、難しく感じられても当然でしょう。

少しずつでよいので、正しい立ち方を身につけていきましょう。

 

 

エキテン みやび整骨院

 

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