この悲しみの連鎖は
あまりにも辛い
辛過ぎる。

私の家に仏様が沢山いるのは
後が途絶えてしまった親戚達も
いるから…
その中には自ら命を絶ってしまった
仏様もいる。

私が15歳くらいだったろうか
もう亡くなって40年以上も経つ出来事。
けれど今も当時の事は
はっきり覚えている。
忘れられない出来事だった。
思春期の頃の衝撃的で
身近な人との突然の別れに
心が追いついていけなかった。
そしてこの年月の間
あまり人に語るのは控えていた。

27歳で逝ってしまった母の従姉妹
役場にいた為
葬儀は沢山の弔問者の人が
訪れていた。
大人達は葬儀が始まるまで
私をあまりその場に居させぬよう
配慮してくれたのか
遠縁の近所のおばさんの家で
待機させられていた。
そのときにそこのお兄ちゃんに
聴かせてもらったカセットテープが
サイモンとガーファンクル
言葉少なかったお兄ちゃんの
悲しみも凄い伝わっていた。
皆んな重い心の中
いたたまれない時間…
今も何故逝ってしまったのかも
わからぬまま私達が想像で
推察するしかなかった。
そうやって時が過ぎた。

残された父親(大叔父)は
抜け殻の様に亡くなるまで
生きる張り合いをなくし過ごした。

こんな自分でさえ
生きていく中でふと闇に落ち
危うい気持ちに揺らぎ
傾きかけた時もあった。
思いとどまれたのは
残された家族の事やその時の事が
よみがえり現実に立ち戻る事が
出来たからかもしれない。
あとは悩みを言えた事
正直に話せる人がいるから今がある。


ブログでは伝えずにと思ってたけれど
(楽しい事を出来たら綴りたいし)
今月は旦那さんの叔父さんが
心筋梗塞で急死した。
その少し前に私のほうの
叔父が亡くなった。
叔父は末期の癌で病院に入院していた。
その病院で自殺をはかったのだ。
一時は命をとりとめたが
言葉も発する事も無く
逝ってしまった。

残された従姉妹のもとに
私は行けなかった。
元々は亡くなった叔母の連れ合い
今は再婚していてその奥さんが
私達が出入りする事
親類付き合いを嫌がっていたから…

なのでいつも連絡は
従姉妹を通してやり取りをしていた。
従姉妹と継母の関係も
かんばしくなかったようだ。
だからなのか?
それとも治療が辛かったのか?
やっぱりわからぬまま
叔父は亡くなった。

病気で逝くのと(勿論辛い)
こんな形で逝かれてしまうのとでは
従姉妹の心情を思うと
やりきれない。
けれど私はすぐに駆けつけて
やらなかった罪悪感
これからも多分持ち続けるだろう。

亡くなった事
何故?
どうしてなのか?
理解出来ないとか
色々考えてしまうかもしれないが
詮索したらキリがない。
でもこれは本人にしか
わからない事。

更にまた有名な俳優さん女優さん達が
自らお亡くなりになられた。
あまりにも残念で悲しくて仕方ない。

竹内結子さん
容姿も心もとても美しい女優さん
慈悲深く人を気遣う方だったと…
あまりにも素晴らしい方で
大好きな女優さんが
またいなくなってしまうなんて
また涙が止まらない。

残されたお子様達
家族の方の悲しみは
計り知れない。
そして誹謗中傷の矛先を向けられた
中村獅童さん
おかしいでしょ!!
今は皆さん悲しみの中
そんな事はやめてほしい!
死者への冒涜
そっとしてあげてほしい。

そしてもうこんな悲しい事は
起きて欲しくない。
どうか安らかに…
今は静かに祈るしかない。