先日、ある営業さんの会話の中で、
これが男の本音だな。
と、思った言葉がありました。
今回は、そのことについて書こうと思います。
まずは、その営業さんの話から始めます。
私は不動産屋に勤めているのですが、
その営業さんは宅建を持ち、営業成績トップの人です。
ものすごーく頭が切れ、処理能力がとても高い人です。
その奥さんは建築士。
とても優秀なご夫婦です。
その営業さんは、奥さんのキャリアをとても尊重しています。
奥さんはフルで働いていて、
残業で、夜遅くなることもあるそうです。
だから、普段から娘さんの寝かしつけやら、食事の用意など、その営業さんは育児に協力しています。
さらに、
その営業さんの休日は、
家のことは全部やるという約束になっているそうです。
保育園に通う1人娘さんの朝の支度と送迎をし、家のことをやり、
夕飯を食べさせ、お風呂に入れて寝かしつける。
このフルコースがその営業さんの休日だそうです。
偉いよね？
以前に、その営業さんは、こう言ってました。
「私は休みの日のほうが忙しいんです。休みでも休みじゃない。私が休みじゃない日は、妻がこれを1人でやってると思うと、女性はすごいですよ！」
って。
私、離婚して、家事を手放し、
仕事中心の生活をしてみてやっと分かりました。マルチに動ける母、妻は、本当にすごいんですよ！
尊敬に値します。
先週、その営業さんは、
娘さんを保育園に預けている数時間、
休日というのに少しだけ出勤したんです。
私「休日に大変ですね？」
営業さん「家に居ると、やることが色々増えるから、家を出て、仕事に来てるほうがよっぽど楽しいし、楽ですよ〜」
って。
そして、娘さんのお迎えに間に合うように、慌てて帰って行きました。
「家に居ると、やることが色々増えるから、家を出て、仕事に来てるほうがよっぽど楽しいし、楽ですよ〜」
これがホンネの本音なんだろうなぁ、って。
家事、育児を妻に任せっぱなしの夫という立場の男性は、
家に居るとやらされることが多いから、
それよりよっぽど楽な仕事に逃げているんじゃないの？
仕事が大変だから、
仕事が忙しいから、
という言い訳をして。
って思った。
仕事を理由にして、
家事、育児を妻に任せっぱなしの男性は、全員とは言わないけど、こんな人が多いんだよ、きっと。
そう思った。
早く家に帰ると何かやらないといけなくなるからって、
早く帰って来れる日も、
わざわざ残業して、
早く帰って来ない日がいっぱいあるんじゃないの？？
早く帰って家事、育児に協力するより、
残業したほうがお金になるからと、
自分に都合のいいように考えてね。
頼まれればやってもいいけど、
頼まれなければやらなくて大丈夫とか。
無責任で、まるで子どもみたいな発想でいるんじゃない？？
だけど、何かを頼もうにも、
夜中にしか帰って来ないから頼むことなんてないし、
毎日帰りが遅い人に、仕事で疲れてるだろうからと、休日にすらあんまり頼めない。
つまりは、こっちがお願いできる環境すらなかった。
つまりは、自分は逃げても私に逃げ場を作ってくれなかったんだよ。
そのうち、何でもかんでも私は自分でこなすようになり、何の役にも立たないのに、元夫に土日に家に居られるのが嫌になったよ。
正直、邪魔だった。
嫌になられたほうは、そんな風に思われてることにも気づかずに、ご気楽だっただろうな、って。
その証拠に、
私が離婚を切り出したとき、かなりビックリしてた。青天の霹靂のようだったんだろうね。
私が苦しくて苦しくて、
悩んで悩んでいたこと、
全く気づいてなかったんだよ。
ただの能天気男。
今思うと、元夫が自分の楽な方へと逃げ続けたから、結局、私から逃げられたんだよ。
自分がやったことは、必ずお返しがくるってこと。
離婚して、1人の男じゃなくて、1人の人間として元夫を見るようになりました。
最近気づいたんだけど、
状況把握能力が低い。
だから、自分の見たまま、聞いたまま、少しも考えることなく、勘違いして受け取る能力に非常に長けている。
ってところ。
この特徴を今までのことにあてはめると、
私が家事、育児に頑張ってる姿は、
好きだからやってるんだ
だったら全部任せておけば大丈夫。
と思ってたのかもしれないな、って。
私が何でも自分1人で頑張ってたのは、
協力してくれる人が居なかったからだよ。
逃げてばっかりで、
理解能力に欠ける元夫相手に、
今思うと、本当に私、頑張り過ぎた。
多分、一生分の我慢をやったんだと思う。
だから離婚した今は、自分を優先してもいい。
家事や子どものこと、
元夫に全部投げちゃっても、罪悪感を持つことない。
やっと、そう思えました。
❤️❤️❤️
