前にプリモポランの副作用について書いたので、リュープリンの副作用についても書きたいと思います。
リュープリンは骨が成熟しないために使用するお薬です。
リュープリン単体では身長を伸ばす効果はないと私は理解しています。
リュープリンを使用するなら、プリモポランもしくは成長ホルモンと併用するのが基本です。
プリモポランが体を男性的にするお薬だとしたら、リュープリンは体を幼くする薬です。
お子さんによってはリュープリンによってプリモの副作用を最低限に抑えられることもあるのですが、うちは副作用が顕著でプリモが完全に勝ってます。
リュープリンを使用し始めて、お肌がきれいになったとかニキビがなくなったという例もあるようです。
声が低くなる可能性のあるプリモポランは女児には使用できないため、女児の治療はリュープリンがメインです。
リュープリンを投与することで生理を遅らせ、思春期の到来を遅らせるというのが女の子の治療の王道です。
リューブリンは骨の成熟を遅らせますが、一方で身長の伸びが低迷するので成長スパートのお子さんにはまずプリモで伸ばしてからリューブリンでできるだけ長く成長期間を維持するという治療法になります。
すでにスパートを過ぎたお子さんには、すぐに投与が開始されます。
低身長治療の基本は、骨年齢の進行を抑えてできるだけ背を伸ばす期間を長くすること。
中学生以上の場合、これにつきます。
息子は現在月１で通院し、リュープリン注射を受けています。
学校が忙しいので地味に面倒なのですが、嫌がらずきちんと行ってくれてます。
さて、そんなリュープリンの副作用ですが倦怠感や疲れやすさがあるのではと思います。
体を幼くするお薬ということはやはりなにかしらパワーを削ぐ作用があるのかな。
もともと息子がインドアということもあるのかもしれませんが、すぐ疲れた、だるいと言います。
中高生って一番体力のあるときなので疲れることなんてないと思うのですが。
以前にお話を聞いた方は、息子くんが高校へ進学するタイミングで、もっと精力的にいろんなことに取り組みたい、そのためにリュープリンはもうやめたい、と言ったそうで、やっぱり息子に限らずそういう副作用はあるのかなと思いました。
プリモで性ホルモンを抑え切れなくなったら、プリモは最大4錠までしか投与できないので、リュープリンを増やすことになります。
本当にこれ以上薬が増えなくて済むように、祈るばかりです。