れおのこと。。。
長文になります。

一昨年の健康診断で心臓の弁の逆流がみつ
かりました。
「まだ治療の必要はありませんが定期的な検診を」と言われていました。
でも念の為の養生を始めました。
養生の効果か半年後の検診で逆流は減って
いて、先生が不思議がっていました。
昨年の健康診断でも大きな変化はなく、
やはり
「治療の必要はないが定期的な検診を」
とのことでした。


1月16日(火)  病院へ向かう車の中で




手術が終わって、夕方病院からの電話。
「まだ麻酔でボーッとしてますが、お話し
しておきたい事があるので、この後来れま
すか?」と。
パパはお仕事で行けないので、私1人で行き
ました。

切り取られた脾臓は想像していたより
大きくて、言われていた15㍉大の腫瘍は、
まん丸な飴玉がはめ込まれたようでした。


執刀された先生から
『手術中に急激な心拍の低下があり、一時的
に脳や臓器に血流が滞り、酸欠状態になった
可能性があります。臓器への影響は無かった
事は確認済みですが、脳への影響は回復後
様子を見ないとわからない。
場合によっては麻痺が残る部分が出るかも
しれません』 と言われました。

麻酔が切れると立ち上がって、ワンワン吠え
ながら暴れるのだと…心拍数が上がりすぎる
ので、痛み止めと鎮静剤で寝てもらい、脳と
心臓を休ませていると…
眠らされているはずなのに、手脚を動かして
一生懸命歩いている様でした。
『翌日の朝までに落ち着いてくれれば良い
のですが…何かあったら夜中でも連絡して
いいですか?』と言われて…
 翌日の面会の話をして車に戻ったら
震えが止まりませんでした。

帰って来たパパに話をすると
「先生がついててくれるんでしょう?
朝には良くなってるんじゃないの?」
私も「夜中に連絡があるはずが無い!
明日の朝には落ち着いてるに決まってる!」
と思ってました。

翌朝5時すぎに病院からの電話。
7時頃また電話。
『予約時間より早く来れませんか?』
家を出る直前に、また電話。
『何時頃着きますか?』
 
私たちが着いた時には院長が心臓マッサージ
をされていて、れおの心臓は
『もう自分の力では動かない』と…
『れおちゃん小さい体で頑張ったんです』と。
私は手を握って名前を呼んで「パパ来たよ」
と声をかけ続けました。
パパは後ろで立ったままで、先生に促される
まで近寄れませんでした。
虚ろだった目が、パパを見ると開いて
動きました。
パパが頭を撫でると安心したように目を伏せ
て、手を離すとまた虚ろな目に。
私の事も見てくれたかな…
パパの事がわかって良かった…


心臓に配慮して頂きながらの手術で
原因であるとするなら、
『脾臓を切り取られた痛みとショックで
心拍低下になり、持ち直せなかった…』事。
病院も想定外の事でしたが一晩中、出来る
限り手を尽くして下さいました。


心臓の養生もしてきた。手術日が決まって
から1ヶ月半、麻酔対策もしてきたけれど
ショックに対する対策は考えてもいなかった。
あと半月・一週間伸ばしていたら結果は
違っただろうか…?

そんな事を考えていたある日、大好きな先生
がブログに書かれた一部分に
【旅立ち方はモフモフさんの数だけあって
同じ旅立ち方は無いのでしょう。
でも、きっとどの子も命は自分で決めるのだ
と思います。葛藤を抱えるのは人間だけで、
動物はいさぎ良い】 とありました。
れおが自分で決めた事なの?
つらくて悲しいけど、それなら仕方ないね…
と思える気がしました。


3年半しか一緒に居られなかったけど
本当に楽しくて可愛いくて、幸せで
充実した3年半でした。
ボクちゃん、家族になってくれてありがとう
ね。

私たちを家族にして下さって
ありがとうございました🍀