イタリア放浪

イタリア放浪

料理修行のためにイタリアに渡った。出会う料理やワイン、景色に人全てが強い感情を掻き立ててくれる。絵を学んだわけではないが、表現したい!と思っていたら絵を描いていた。料理人の目線から料理の絵をかいてみる。帰国するまでに500枚描くことが目標だ!

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「Zuppa ingrese(ズッパ・イングレーゼ)」おそらく、このイタリアのお菓子だろう。私をイタリア料理に魅了したのは…
あの世界的に有名なティラミスの生みの母と教わり、興味をもった。確かに色は違えども形、組み立て方も似ている。
「Zuppa Ingrese」直訳すると「イギリスのスープ」…なんなんだこの名前は?次に名前に疑問をもち、Zuppaとはパンを染ませて食べるスープ、Ingreseとは「イギリスの」という意味だ。
ここで、どのようなお菓子かというと。たっぷりシロップとアルケルメスという赤いリキュールをしみさせたスポンジケーキと、アングレーズソースを交互に重ねたお菓子。

スポンジケーキがびしゃびしゃになっていることから「Zuppa」と呼ばれるようになったとか。
なら「Ingrese」は?メディチ家が客人にもてなしでだしていて、特にイギリスからの客人に好まれたから…
「アルケルメス」ってどんなリキュール?フィレンツェのドミニコ修道院で1743年から作られ、染色用にエンジ虫を使用…
「メディチ家」ってどんな存在?「エンジ虫」?「ドミニコ修道院」?「アングレ-ズ」?…

もう、次から次へと好奇心が湧き出てとまらなかったことを覚えている。「知ることの楽しさ」を覚えた。
あれからだろう、イタリアのことを調べれば調べるほど疑問と好奇心が生まれ、さらに奥へ奥へとのめり込んで行ったのは。そして気づけばイタリアにいる。

そんな初心を忘れないためにも昔から私がよくやっていることが、高いところから街の景色を眺めることだ。その瞬間にも街には汗水たらしてがんばっている人が多くいることを感じることができ、私に強い感情をかきたててくれる。