昔と違って、親子孫何代で暮らして居る家庭は激減、兄弟姉妹がたくさん居る家庭も少なくなって来たし、子供を作るどころか結婚しない人達も多くなって来たし、家系が途切れる所がどんどん増えて行くよね。

核家族化が進み、老若男女問わず独身世帯も増えて行けば、皆自分自分の生活を守る為、一生懸命になる。

法事だからといって、簡単に都度都度付き合っていくのは、はっきり言って無理。


自分は3人兄弟の長男だけど、父は次男で分家なので、親父はうちの家で最初の仏様。

でも、うちの家では、自分達兄弟の子供や甥姪までしか居ないんだよね。

だから、そこで終わり。


本家の方は、従姉妹ふたりで、その下は居ない。

うちより先に、終わりが来る。


病院から連れ帰り、枕経から通夜葬式、
それから毎週末、仕事が終わったら御供え菓子と和尚様への土産菓子を選び買い、電車に乗って一泊二日で七日七日のお勤め、
初月命日、忌明けの四十九日、全て一泊二日。


これから先は初施餓鬼法要、百箇日法要、夏には初盆、その他お寺さんへのお勤め。


長男だから、やらなきゃならない。

っていうのとは違う


おふくろが喪主だから、
ぶっちゃけ、しゃあないんでやっている。っていうのが、本当のところ。

親父が、お母さんを頼むって言っていたしね。


時代の流れからいって、そのうち家系は途絶える。


人間
生きて元気でいる間が花。

死んだら土に返って終わり。


金と時間は、死んだ者達の為に使うのではなく
生きている者が自分達の為に使えばいい。

死んだ後の世界とか信じない自分は、死んだ人が生きている人の邪魔をしてはいけないと考える。


余生は相方と二人で過ごし、残った方は一人で思い出と過ごしながら終わればいい。


親は望んで子を作るが、子は自ら望んで産まれて来てはいない。

どうせ途絶えるのなら、早い方が下への負担が減る。


おふくろが死んだら、
お寺さんや、お骨等々、
先祖代々っていうやり方を、自分達の世代で片づけていきたいと思っている。


こういう考えを持つ人達って、今の時代なら少なくはないはず。



あなたなら、どうする?



あなたは、どう考える?