心理カウンセラーの研修では「クライエントさんを助けようとしてはいけません」

と教わる。

困っている人を助けたいと思う優しい気持ちは良いのだけど…

「助けてあげられる幸せな私」(上)と、「助けを求める不幸なあなた」(下)

のあいだに上下関係が生まれてしまうからだ。

私たちは自分の波動に相手を合わせようとする無意識の心理が働く。

自分より下にいる人を見ると「自分のレベルまで引き上げよう」として教えたり、育てたり、叱ったり、助ける。

自分より上にいる人を見ると「自分のレベルまで引き下げよう」として嫉妬したり、我儘を言ったり、泣いたり、虐めたり、暴れたりして、助けに降りて来るのを求める。

つまり、誰かを助けようとすると…

自分が相手を引き上げようとする力
相手が自分を引き下げようとする力

2つの反対方向の力が同時に生まれて、綱引き合戦のようになってしまう。

助けようとすればするほど、相手が抵抗する力も強くなり、助からない。

これが #共依存

不幸な環境に生まれて長いあいだそこで育つと、不幸が居心地が良くなってしまう場合がある。

「幸せになるのが怖い」という気持ちが生まれるのは…

今まで慣れ親しんできた環境(親の教えや価値観)など、自分が信じてしがみついてがんばってきたものを手放す覚悟が必要だからだ。

穏やかで愛に満ちた人は、精神レベルが高い。

怒りと嫉妬で攻撃する人は、精神レベルが低い。

でも、精神レベルが低いからといって可哀想じゃない。その人は居心地が良いから、自ら選んでその波動に居続ける。

助けたいと思ってはいけない。
すべての人間は、対等だから。
自分の力で波動を選ぶ権利をもっているのだから。

じゃあ、怒りや嫉妬の低い波動から救いを求めて暴れている人にはどうすればいい?

本当に相手を助けたいと願うならば…

「天空から穏やかな愛を送り続ける」

こと。

相手のレベルまで降りていってはダメ。一緒になって怒ったり泣いたりして降りていくと共倒れになる。

‪本当に相手を助けたいと願うなら…‬

‪助けようとしないこと。‬

‪「助けられるのは私しかいない!」‬

‪と、自分の存在価値を感じたいために降りていってはいけない。‬

‪相手が望むなら、自分で上がってくる能力があることを信じて待つ。‬

穏やかな愛を送り続けると…相手はあきらめて自ら上ってくるか、下にいるままで他の誰かを代わりに支配するようになる。

精神的な波動レベルというのは、常にゆらいでいる。

ずっと上にい続ける、下にい続けるわけではなく、環境によって上下は変動する。

同じ波動レベルの友人やパートナーを引き寄せる法則があるので、良い出会いが無いなぁと思ったら自分が変わるとき。

どの波動で生きるか?

自分で選ぼう。