これが何の絵に見えますか?
黒い「壺」を見たときは、白い顔が見えません。
白い「2つの顔」を見たときは、黒い壺が見えません。
頭(意識)と心(無意識)は、このような関係性をもっています。
カウンセリングで心の声を聴くワークをやると、世の中の敵味方が反転して見えます。
カウンセリングで心の声(自分の本音)を聴くワークをやると
今まで味方だと思っていた人が敵に見える。敵だと思っていた人が味方に見える。
怖い現象ですよね。
でも、黒い壺、白い顔のどちらかしか見ていないと病気になり生き辛さを感じます。
どちらも真実なのです。
黒い壺、白い顔のどちらか一つではなく、両方が合わさった「一枚の絵」として世の中を正しく認識できるために…
頭(意識)と心(無意識)の融合が必要です。
白黒が反転してしまったカウンセリング直後は怖くなるけど、
そこを乗り越えると、広くて美しい世界が待っています。
なぜ頭と心は分かれるのか?
生き辛さを感じる人の周りには、裏表があるタイプの人間が多いのです。
言葉では「あなたのため」「すごいね」「応援してるよ」と言っていても、本音は嫉妬したり見下したり利用してる。
頭は言葉で味方と思い、心は本音を感じて敵だと思うのです。
今まで親が味方(黒い壺)だと思っていたのに、実は敵(白い顔)だった!
「あなたのため」と言って、私の幸せを邪魔してたんだ!
と気づいたときに怒りと悲しみがでます。
その感情を出し切ると、親も神様ではなく普通の人間だとわかる。
わかると、許すことが出来て楽になる。
親に認められるために頑張らなくていいんだとわかったとき、
はじめて親の支配から逃れ、精神的に自立できるのです。
親が望む自分ではなく、自分が望む自分になろう。
「ありのままの私で自由に生きる」
とは、白黒どちらの絵も見られる広い視野と勇気が必要なのですね。
親の支配から逃れて自由になる=親と縁が切れる
と怖がる人が多いけどそうではありません。
精神的な自立ですから、物理的な距離は今までどおりでも良いです
自立宣言して戦う必要もありません
相手には見えないように心の境界線を引く。
これだけで本当の自分を見つけられます。
親しい家族であっても「心の境界線を引く」ことは、心理学で大切なスキルとされています。
具体的には…
何でもしゃべりすぎない
必要以上に相談しない
相手の言葉を真に受けない
相手の気にいる自分を演じない
相手の怒りは受け取らずお返しする
自分を卑下しない
などです。
「心の境界線を引く」スキルが身につくと、相手に振り回されず支配されなくなります。
支配できないと相手は怒って、心と繋がるのを妨害してきますが、怖がらなくて大丈夫。
「出る杭は打たれるけど出過ぎた杭は打てない」
天上に飛んでしまえば、怒りの炎は届きません。
「ペガサス脳になって天空から愛を送ってみてください」と言うと
「そんな大それた事ムリ!」と皆さん最初はびっくりしますが大丈夫です。
立派な地位も財力も学歴も必要ありません。年齢も関係ありません。
「黒い壺だけでなく白い顔も見る勇気」
飛ぶのに必要なのは、それだけなのです。