芸術の秋…。

音遊び、のススメに続いて、美術鑑賞のススメです(*^^*)

音をクリエイトしてゆくときに、日常生活から《美》に触れているかどうか。

が、とても大切。

基礎技術は練習で習得できても、最終的にはその人がもつ審美眼のレベルで音色が決まってしまうから。
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これは、私が尊敬する書道教室の先生から薦めていただいた美術作品集。
吉岡徳二「crystallize」
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500ものクリスタルプリズムを集積した高さ12メートルに及ぶステンドグラスは、自然の光をたちまち鮮やかな虹色に変化させ、空間自体に「奇跡の光」が現れる。
《rainbow church》
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ハープを演奏するとき、わたしには七色の音の玉がこんな風に空中に広がってゆくのが見えるの。だから、ミヤビメソード教本の表紙も七色のrainbowカラーにしたんだよ。

↓これは、チャイコフスキー「白鳥の湖」の音楽を聴かせて凍らせた結晶。
《swan Lake》
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↓次は、ベートーヴェン「ピアノソナタ月光」等を聴かせて凍らせた結晶。音楽とは、音の振動なので、振動によって結晶の形も変わる不思議。
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チャイコフスキーはロマン派時代でリズムの揺れやダイナミクスの変化が激しい音楽だから、氷の形もドラマチック。

対して、ベートーヴェンは古典派時代でリズムが整然と安定しているから、氷の形も整っているよね。
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ショパン「幻想即興曲」等を聴かせた薔薇の花の結晶はこちら↑

目に見える形で音楽を表現するなんて、面白いでしょ‼︎

結晶絵画、と呼ばれるみたいです。

吉岡徳二さんは世界的な現代アーティストで、パリ オルセー美術館の印象派フロアにも、クリスタルベンチ作品《Water Block》が飾られていたり…
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京都にも《光庵  ガラスの茶室》が展示されていたり…
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銀座スワロフスキー店の空間デザインを手がけたりされています。これは、28,000個のクリスタルで流れ星のインスタレーションを表現したもの。
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吉岡徳二さんご本人↓
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わたしのCDにも「クリスタルハープ」「レインボーハープ」と題したとおり、

ハープの音色に感じているわたしの世界観と、吉岡徳二さんの世界観がとても似ている。

音楽以外の美しい芸術に触れることで感動や刺激が体内に蓄積されて、

その貯金が溜まると…

ハープに向き合ったときに自分自身の表現として変換されつつ、あふれ出してくる。

表現者って、そういうものなんです。

秋は美術館でのイベントが盛りだくさん。

ぜひ足を運んでみてくださいね(^-^)/