【Q】

松岡みやび様

初めまして。
ハープ講師をしており、松岡みやびさんの教本をレッスンで使わせて頂いております。

とても分かり易く素敵な教本で、生徒さんも楽しんでレッスンにいらっしゃって下さいます。ありがとうございます!!
そこで、よく質問をされるのですが、演奏スタイルが書かれているページにスタンディング演奏のお写真があり、
「立って演奏もされるんですか?!これは何を付けているんですか?」
と興味深々に聞かれます。

私も実際拝見した事がなく、ちゃんとお答えが出来ずに気になっていました為、今回思い切ってご質問させて頂きました(汗)

もしも、お差し障りなければお伺いしたく存じます。よろしくお願い致します。

【A】

わたしの教本お使いくださり、ありがとうございます(^-^)/

他教室でも使ってくれているなんて、本当に嬉しいです。
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スタンディング奏法は、教本はじめに解説あります。これですよね↑
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わたしが十数年前に自分で考案して、やっているのは、ギター用のベルトを楽器店で買ってきて取り付ける方法です。
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こんな感じで、紐と金具を洋裁店で買ってきて…ベルトとハープ上部に通しましす。
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んで…紐の片端をベルトに通してハープ下部で結ぶ。

こうして作ったベルトを、右肩に掛けます。

わたしのコンサートでは、歩きながら弾いて登場したり、立って弾いたりする演出があるので、

エンターティメントのスパイスとして考案しましたが、

3キロ以上の重さを背負って、弦が揺れる状態で演奏するのはけっこう難しいし、肩に負担がかかります。

なので、長時間の演奏や初心者にはオススメしませんが機会があれば試されてみてはいかがでしょうか?

楽器のなかでギターとバイオリンがポピュラー界でも活躍できるのは、動きながら立って弾けるからだと思うんですよ。

お客様の顔を見ながら弾けるから、歌手に次いで自分の感情表現をアピールすることができますよね。

ハープは、座ったら固定で横顔しかお客様には見えないので、1~2時間のソロコンサートの間ずっとそのアングルのみだと、一般のお客様は飽きるんじゃないかな、と思っています(指使いを見て勉強する生徒さんは良いかもしれませんが…)

テレビタレントとしての仕事を始めてから、カメラアングルも考えて演奏するようになりましたので、クラシックの演奏家が常識的にやっていることもちょっと違う目線から見たりします。

お客様との距離を縮めたり離したりすること、

動きのある演奏をすること、

これは座って演奏する場合でも退屈されないための大切な要素かな、と思います。

いつか、お会いできる機会があることを楽しみにしております(*^^*)